ちくま文庫
ぼくの浅草案内

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  • サイズ 文庫判/ページ数 207p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480036742
  • NDC分類 291.36
  • Cコード C0126

内容説明

当代きっての浅草通・小沢昭一による、浅草とその周辺の街案内。東京の川が埋め尽くされる中、ここには川がある。露地や横丁には人のぬくもりがあり、歴史と人情とうまいもの、そして芸能と“いろ”のにおいが色濃く漂う。「浅草の街へまぎれこむと、私の心はじんわりと休まる」そんな街を限りない郷愁をこめて描く。情緒纏綿、精力絶倫、伝説の名著が今、よみがえる

目次

浅草と私との間には…
浅草散歩の御参考までに歩いてみました六コース
A 浅草寺周辺
B 千束から三ノ輪まで
C 花川戸から白鬚橋まで
D 駒形から浅草橋まで
E 田原町から上野へ
F 隅田川を渡って向島
「〓東綺譚」と私(付録・壱)
浅草ストリップと私(付録・弐)

著者等紹介

小沢昭一[オザワショウイチ]
昭和4年、東京生まれ。早稲田大学卒業。俳優座養成所をへて、昭和26年俳優座公演で初舞台。以後、新劇・映画・テレビ・ラジオと幅広く活躍。一方、民俗芸能の研究にも力をそそぎ、レコード「日本の放浪芸」シリーズの製作により芸術選奨他を受賞。平成6年度、紫綬褒章受章。平成12年「紀伊国屋演劇賞個人賞」「読売演劇大賞優秀男優賞」を受賞。平成13年度、勲四等旭日小綬章受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はちてん

40
浅草を中心に下町観光へ行くときに一寸ページをめくってから出掛けたら楽しい本。1978年初版なので、あの頃以前のディープな浅草を感じることができる。今は国際的な観光地と化した浅草界隈だが当時は薄汚れた湿った空気感のある場所だった。その後、長い間落ちぶれて閑散としていたが、伝法院通りが改装されたあたりから健全化したようだ。文章はむろんのこと写真がいい。文庫なので小さいのが残念だが写真を眺めているだけで価値があると思う。街はどんどんキレイになっていく、何かに蓋をするように。小沢昭一バンザイ!である。2016/03/20

kinupon

36
小沢昭一の、小沢昭一的視点。楽しいですね。2016/11/10

meg

10
はあ、面白い。これだよこれ。浅草を語るなら小沢昭一に任せる。 写真と俳句がなんとも言えない情緒溢れる。小沢昭一はまっとうやな。2023/12/30

職商人

2
追悼・小沢昭一さま。フィリピンに持ってきて読んでいなかったのはこの一冊だけでした。亡くなった日は、おりしも小沢さんが編集された啞蝉坊さんの「浅草底流記」を読んでいる途中の事でした。お休みしてこちらを先に読み終わりました。お正月、日本に戻ったら初もうではこの本を片手に「浅草七福神」にしようと思います。ところで、ストリップはお正月興行しているのかな・・・・。娘を連れて初もうでなので、それはあきらめるしかないか・・・。小沢さんの供養にはストリップでしょ。仕方ない。それはまたの機会に。ご冥福を祈ります。2012/12/19

シロクマぽよんぽ

1
浅草の歴史を、丁寧かつユーモラスに紹介している。カラー写真とイラストも味わい深い。1978年の本だから、アンヂェラスみたいに無くなった店も多いんだろうな。2024/07/29

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