ちくま文庫<br> 怪獣な日々―わたしの円谷英二100年

ちくま文庫
怪獣な日々―わたしの円谷英二100年

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  • サイズ 文庫判/ページ数 429p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480036551
  • NDC分類 778.8
  • Cコード C0174

内容説明

ゴジラ、ウルトラマンなど日本が世界に誇る伝統技能・特撮。ウルトラシリーズのなかでも、ジャミラ、シーボーズなど異色の怪獣を送り出し、ファンを魅了した実相寺昭雄が、特撮の神様・円谷英二の生誕百年を節目に、みずからの怪獣な日々を振りかえる。円谷英二と、その仲間たちが作り出した映像の秘密や知られざる人物像、撮影現場での思い出などを綴ったファン待望の一冊。

目次

序章 消えかかった夢
第1章 ウルトラの星たち
第2章 怪獣協奏曲
第3章 ウルトラマン間奏曲
第4章 夢の断片
第5章 ある怪獣映画のこと
第6章 特撮映画の音楽
第7章 円谷英二讃仰
終章 怪獣な日々

著者等紹介

実相寺昭雄[ジッソウジアキオ]
昭和12年東京生まれ。中国青島で育つ。青島での幼少期に金森馨(のちに舞台美術家)と出会い、大きな影響を受ける。早稲田大学卒業後、TBS入社。テレビ演出部を経て、映画部に転属、円谷プロへ出向。「ウルトラマン」などの特撮作品を監督。その後、フリーとなる。映画、舞台、CM、文筆など幅広い分野で活動している。現在、東京芸術大学演奏芸術センター教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

そうたそ

22
★★★☆☆ 著者が様々なところに発表したエッセイを集めた文庫オリジナル。ウルトラマンシリーズにとどまらず、著者が携わってきた特撮ものの裏側を覗ける面白さがある。「ウルトラマンティガ」あたりは結構ドンピシャなので、実相寺監督が手掛けていたとは知らず、今になってそのありがたみを実感。たまに大人っぽいと子どもながらに感じる作品があったのは実相寺監督の作品だったのか。とはいえ、難しいとは感じず子どもながらにしっかり理解していた。無論大人も楽しめる。そのあたりが監督の作品の魅力だろう。2018/07/15

ヒデキ

16
円谷プロで日本の特撮を作った男たちとの思いでを著者が、様々なメディアで書かれた文書を通じて語られています。 怪獣の存在理由が、時代の流れの中で段々と変わっていくことに初期、ウルトラシリーズで育った自分たちに対する愛情を感じてしまいました。 2021/03/16

SKH

3
昭和の気骨溢れる回想禄は「働くおじさん」的面白さがある。小ネタ、ボツ原稿、脚本など各資料も揃え、サービス精神旺盛。筆者の目を通し語られる円谷プロ、円谷英二、一、金城の逸話、特撮の裏事情他、岸田森との逸話。200X。2013/04/21

gummihiko

2
視覚的衝撃を与えてくれた人が書いてくれたあの作品の裏側。中途半端な裏じゃない。本当の裏。でも裏に行き過ぎると表になる。そんな本。2009/08/15

いちはじめ

2
円谷プロでの仕事の数々が語られはするが、副題の割には円谷英二の話題は少なめのような気も……。それにしても、ウルトラシリーズ初期の現場の証言が、どちらかといえばアンチテーゼ的な作品を手がけた実相寺によるものが多いというのに、少し皮肉なものを感じてしまう。円谷一がもっと長生きして語ってくれなかったのが惜しまれる。2001/07/12

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