内容説明
追い詰められた者たちが見つけ出した答え。善意に満ちた悪。驚愕の心理サスペンス長編。
著者等紹介
永嶋恵美[ナガシマエミ]
1964年、福岡県生まれ。広島大学文学部哲学科卒
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感想・レビュー
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鈴
20
なんという転落ぶり。最初から最後まで話に引き込まれての読了。知実と律子の関係が、奇妙だと思っていたが、そういう繋がりだったとは。結局このあとどうなったのかも気になる。2014/08/12
りちゃ
9
明るい要素が皆無。ホームレスに対しての違和感から始まり、律子の生活ぶり、知美と律子の関係性…なるほど。何がいけなかった?子育ての孤独、犯罪被害者への偏見。うーん、理解できる部分も無いではないが。この人達は、自業自得の転落かな…。2017/02/12
かりん
6
初読み作家さん。読んでいて暗く、重く、不快ながらも一気読み。歪んだ心に魅せられたが、同じ女として年齢関係なく女の怖さを改めて知らされた気がする。明かされた真実で、知実と律子の不思議な関係は理解したが意外な繋がりだった。また二人のその後が気になる。2013/08/28
fukuokakomachi
6
ひたすらに暗い。暗い上に気持ち悪い。この作家さんはこういったじっとりした陰湿な人間を描くのが上手だ。作品を読んで嫌な気持ちになるのは、程度の差はあっても似たような経験はしているからからもしれない。こういう本を読んだあとはからっと明るい本を読みたくなる。2012/09/06
まこと
6
事故によって子供を喪っても、加害者だけでなく被害者である母親まで非難される主婦の世界。女は子供を産んだ途端、周りが全員敵になるのね。と云った知実の言葉がこの作品のキモでしょうか。染谷刑事の存在が唯一の救いですね。2012/05/08