ちくま文庫<br> つげ義春を旅する

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つげ義春を旅する

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  • サイズ 文庫判/ページ数 306p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480036278
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0195

内容説明

「ガロ」の編集者だった著者がつげ作品の舞台となった風景をさがして東北の秘湯から漁港の路地裏までを訪ね歩く。砂煙のまいあがる会津西街道で見つけたワラ屋根のある景色や、老人たちとともに時間がとまった上州・湯宿温泉、赤線の雰囲気を残す東京下町など、貧困旅行を追体験する。失われた日本の風景のなかに、つげ義春の桃源郷が見えてくる!つげ義春との対談も収録。図版満載。

目次

「三岐渓谷」と秘湯への旅
「もっきり屋の少女」と会津西街道
「会津の釣り宿」と玉梨温泉
ワラ屋根のある風景―対談 つげ義春・高野慎三
「海辺の叙景」と外房の海
「初茸がり」「紅い花」「西部田村事件」と一軒の宿
「庶民御宿」と千倉漁港
「ねじ式」のモデルになった風景
「ゲンセンカン主人」と湯宿温泉
「旅の景色」つげ義春の旅
「猫町紀行」と宿場跡
「大場電機渡金工業所」を探して
「隣の女」と東京・錦糸町
「チーコ」「義男の青春」と路面電車の走る町
「四つの犯罪」「懐かしいひと」と湯河原温泉
「退屈な部屋」「夏の思い出」つげ義春の居る部屋
「散歩の日々」「無能の人」と武蔵野

著者等紹介

高野慎三[タカノシンゾウ]
1940年東京生まれ。明治大学卒業後、「日本読書新聞」編集部を経て、青林堂に入社。「月刊漫画ガロ」の編集にたずさわり、つげ義春作品の誕生に編集者として立ち会う。かたわら故・石子順造、山根貞男、梶井純らと「漫画主義」を創刊する。その後、北冬書房を設立し、マンガ誌「夜行」の発刊など独自の出版活動をつづけている。筆名「権藤晋」のものを含め、主な著書に『「ねじ式」夜話』『「ガロ」を築いた人々』『宿場行』『旧街道』『街道案内』がある。つげ義春との共著に『つげ義春漫画術(上・下)』がある
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感想・レビュー

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ホークス

37
2001年刊。再読。著者は編集者としてつげ義春と関わり、ともに侘びた旅を好んだ。本書はつげ氏の旅先や縁の土地を訪ねて撮った写真が満載。漫画の場面も添えて創作意図を考えている。昔のエピソードも多い。つげ氏が人徳者とは思わないが、懐かしさは人それぞれであり、懐かしさに優劣は無い。つげ氏の作品は私の喪失感を呼び起こし、慰めてもくれる。陰鬱な白日夢が何とも愛しい。著者は外房の太海、甲州街道の宿場(野田尻や犬目)などに魅了されている。今後私が蒸発したり野垂れ死んだとしても、つげ義春への憧れは持ち続けていたい。2023/09/23

itosan04

5
つげ義春の「旅もの」とよばれる一連の作品群がある。個人的にはこの「旅もの」こそ大好きな感じがする。JRでも無い国鉄の時代、当時は今より日本は広かった。田舎は田舎らしく、寒村は寒村らしく、風景は風景らしく。2016/01/30

Nepenthes

4
ガロの編集者である著者がつげ義春ら仲間内と訪れた旅先の旅行記。複数回同じ場所に旅したりしているので時代を経ての変貌具合やそれらの場所にまつわる情緒・感傷が描かれている。写真も豊富で身内の逸話も楽しい。所謂「旅もの」と称される一連の作品や「貧困旅行記」にはだいぶ影響されて自分も色々旅したけれど、懐かしい風景はまだ残っているし本書を読むとまた旅に出たくなる。繰り返し手に取って味わいたい一冊です。2023/11/17

つちのこ

4
ガロの編集者だった著者が書いたつげ義春本。つげが訪ねた温泉地や路地裏をつげの劇画と写真で追っかけている。つげ義春ファンにはうれしい一冊。(2001.6記)2001/06/08

RYOyan

4
かつて自分も外房線を乗り継いで大原、御宿に立ち寄りながら「ねじ式」のモデルとなった太海まで行ったことがある。細い路地ですれ違った中学生に挨拶されて、なんだか遠いところまで来たなーって思わされたのを憶えている。あの時味わった最果て感は、確かにつげ義春作品に通じていた。2014/04/10

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