ちくま文庫
漱石先生大いに笑う

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  • サイズ 文庫判/ページ数 274p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784480035615
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0195

内容説明

漱石先生の名作・名品は小説ばかりではない。その生涯に発句二四五〇句余を残している。この中から風刺・諧謔あふれた句を選び、漱石探偵の著者が、にが虫漱石のもう一つの魅力を探り出す。曰く「落語好き」「相撲好き」「占い好き」…展開される名推理に漱石先生も呵呵大笑。

目次

「春雨に」の巻(落語的世界;欠伸うつして ほか)
「夏雲と」の巻(銭湯の熱さ;厠半ばで ほか)
「秋風や」の巻(別れは方言で;銀杏の葉 ほか)
「冬の夜は」の巻(天からの便り;海を渡る達磨 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

猫丸

11
1996年講談社刊、2000年ちくま文庫初版。漱石俳句をネタに蘊蓄あれこれ。義父松岡譲の漢詩訓読、義母筆子の漱石逸話、配偶者末利子との飾らぬ会話などが楽しい。かと思うと、隙あらば艶っぽい話を織り交ぜてくるのが半藤さんの芸風だ。漱石夫妻「房事過多」のネタは相当気に入ったようで、繰り返し紹介している。それにしても明治時代に広く読まれた作品のうちに、現代では手に入りにくいものが多数存在するのは残念だ。たぶん超絶つまらないだろうけれど、オンデマンド出版できるようにデジタル化しておいてもいいと思うな。2019/10/25

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