ちくま文庫
中国大盗伝

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  • サイズ 文庫判/ページ数 232p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480035561
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

秦の時代、群雄のさきがけとなった陳勝・唐に反乱した胡人の安禄山と楊貴妃・刺客の意表をつく活躍ぶり・美女をぬすむ大怪盗など、―その昔、中国に跳梁跋扈した盗賊たちの豪壮で苛烈な生と死のドラマ。それぞれに胸のすく面白さがある。中国古代から宋までの秀逸な物語を現代に再現する見事な短編小説集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yasuhitoakita

1
小は金品から大は国家まで中国史上を彩った盗賊たちについての小品6点。とても面白かった^^ 2020/08/09

オイコラ

0
中国の伝奇小説では青衣の奴隷とか肌の黒い奴隷(崑崙奴)いうのはたいてい不思議な力があるものとして描かれるらしい。そういう術を使って下僕が若い主人を助けるのはひとつの典型なんだとか。そういう文化が面白いと思う。2017/02/28

ソルト佐藤

0
いろんな話をとりこんで正史に結びつける手法は山風に近いかも。2008/10/12

千賀藤兵衛

0
書名のとおり中国の盗賊を題材にした短篇集。ただ、中国では盗賊と謀叛人の区別があまりはっきりしないようだ。本書にも陳勝・呉広や安禄山といった、日本の感覚では盗賊と呼ばないような人物が取り上げられている。全六篇のうち、圧政に耐えかねて反乱を起こした陳勝が次第に堕落してゆく様を綴った「襤褸と錦」が面白かった。2024/06/30

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