内容説明
幼い頃に見た写真によって江戸川乱歩の小説にとりつかれたように成長した女性が、夫の書棚で発見した一本のエッセイ。そのエッセイに導かれた彼女がたどりつく乱歩にまつわる衝撃の事実を描く表題作(「乱歩の幻影」)。江戸川乱歩の作品、その人柄、性向、趣味を題材とした小説、あるいは乱歩自身が登場する作品十篇を収録する乱歩ファン必読のオリジナル・アンソロジー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yuri
16
『乱歩』のアンソロジー。それぞれの作家さんが色んな角度からアプローチ。ミステリ、ホラー、官能小説。どの作も本当に乱歩への愛が感じられて満足。表題作は映画化されるとの事(作家さんご本人談)で今から楽しみです。2023/03/16
ベック
2
名、名、名アンソロジー!乱歩好きじゃなくても読むべし!
いちはじめ
1
乱歩のオマージュ、パロディ、バスティーシュのアンソロジー。やはり目玉は山田風太郎だろうか。他もなかなか面白く、編者の日下三蔵に感心。1999/09/28
dokuni_san
0
日下三蔵編。やあ、どの作品も面白かった。電車の中で蘭光生読んでたら、なんか昭和のサラリーマン気分でした。冗談はさておき、皆さん本当に江戸川乱歩が好きなんだな〜と感じ入った。作品も人物も愛されていて、とても良いアンソロジーでした。2024/12/13
しろねこ
0
乱歩という素材、題材にしやすすぎるんだよなあ…w 突然ポルノが始まってびっくりしちゃった…編者解説読むとポルノとして書かれたポルノだったからそこはいいんだけども。 知らずに読んでたけど表題作映画になるのね。面白そう見に行こ。2024/03/24