内容説明
築城間答勝者熊木伯典の出生に関する密書を手に入れたお染、お藤主従はその密書を持って、抜け殻のようになった佐藤菊太郎を連れて江戸へ。それを追う伯典。一方、菊太郎を慕う村の娘、お雪も江戸へ出て芸者小里となる。江戸を舞台に大きく転回するそれぞれの運命。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
寺(いつも上品でごめんね)
46
全巻読んでからレビューしようと思うが、2巻はアクティブかつメランコリーだと思う。2019/05/31
tsukamg
0
築城問答に敗れた菊太郎が記憶喪失となってから三年。舞台は江戸に移る。お染は仇の伯典に身を寄せ、お雪は芸妓に身を落としていた。伯典の出自を示す文書を「お宝」とする物語中が目まぐるしく展開する。2016/03/13
アヴィ
0
伯典の奸計にまんまと嵌り、築城プレゼンに敗れた菊太郎は江戸住まい。すっかり様子が変わり尾羽討ち枯らしている。どんな方法にせよ勝者は伯典、ここから逆転の一手があるのか、読む者のフラストレーションを溜めながら、物語は進む。3巻へ。2025/09/26
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