ちくま文庫
カモイクッキング―くらしと料理を10倍たのしむ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 206p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784480034007
  • NDC分類 596.04
  • Cコード C0195

内容説明

食通なんておよびでない。いつもしろうと、平凡な舌と健康な胃袋をもち、好奇心いっぱいに食事をたのしむのがカモイ流。大連帰りのマダムに教わったロシア料理、思い出のジブ煮、フラメンコダンサーのきびしくも豊かなメニューetc.読むだけで生ツバのわく、なんとも幸福なエッセイ。

目次

西部焼き―この素朴なる食いもの
ばてれん鯛茶
南仏のバカンスの味のするリゾット
フラメンコおじや―哀れ、片恋の黒牛よ
薔薇の宴
純粋実践料理?
大連慕情
加賀煮こと、ジブ煮こと、かくれ切支丹料理
友、遠方より来たる
エントツ蒸し〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こばまり

53
凡人である私が再現してみたとて、なにやらチマチマした別物が出来上がってしまうに違いない。それくらい作家というスパイスの存在が大きい。らっきょう漬けのエピソードはいただけないが、薔薇園での宴は、嗚呼。2021/08/17

syaori

44
下着デザイナー鴨居羊子のエッセイ。鯛茶、ジブ煮、パエージャーなど彼女がつくった、または味わった料理が並びますが、それよりも料理を味わうのも人と付き合うのものびやかで、大胆で、あれもこれも食べたくて何がなんだか分からなくなるなんて子供のようなことを衒いなく言う彼女の人となりを味わう一冊。生き方も料理もたっぷり豊かで生命力に溢れていますが、その合間から顔をのぞかせる赤いカンナに囲まれた死や暗い夜の孤独などにどきりとする場面も。でもそんな影があるところも魅力的。料理もどれもおいしそうで、特に鯛茶に興味津々です。2018/02/02

ぶんこ

41
私の母の年齢に近い鴨居さんが、こんなにも豊かな食生活や海外旅行をされていらした事に驚きました。食べる事を楽しみ、食べた先で料理法を教えてもらい作る。料理オンチと言われてますが、どうしてどうして貪欲です。充分楽しみ、簡単レシピをたくさんメモした後に、虫の一件にはドン引き。書かずにいてhpしかった。2017/12/11

アキ・ラメーテ@家捨亭半為飯

15
鴨居さんの自由闊達な文章を読んでいると、明るいものに触れているという気持ちになる。 読んでいると、誰かと美味しいものを食べたくなる。2014/09/11

さくちゃん

12
「食欲こそ人生の根源」と語っている通り、食べることを大切にし心から楽しんでいる様子が文章から溢れてくるようなエッセイで気持ち良く読み終えました。異物混入もなんのそのなラッキョウ漬けの話は衝撃的でしたが。。ミニミニ三分間料理も真似したいな~2016/02/28

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