内容説明
タムレの人々と別れ、再び漂いはじめたひょうたん島。トラヒゲは、商魂にめざめデパートを開店し、食べ物が手に入らなかった子どもたちはトラヒゲの倉庫に忍び入る。この事件をきっかけに子どもたちは、大人たちと別れて住む決心をし、偶然、海賊キッドの館を発見する。こうした島内のイザコザのうちに島は犬の支配する国「ブルドキア」に到着。そこでは、島民たちに奇妙な運命が待っていた。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
56
ライオン王国と人喰花の脅威が去って、今度は食料をめぐっての騒動。トラさんが欲ばりだから、トラブルメーカーになっちゃうんだよ。子どもたちもサンデー先生と対立してしまうけど、このあたりが、ただのお子様番組ではなかった証拠。人気の秘密だろう。時代を考えるとすごく先進的だ。さて後半からブルドキアの話。またもや島の仲間たちに危機がせまる。ところがまたもや残念なテクストの欠落。しかし当時視聴者だった伊藤悟さんの記録から、あらすじがわかる。感謝。島の仲間たちは、どうやって危機を乗り越えるのだろう。というところで次巻。2021/07/18
FK
4
今度は犬が主人公・支配者の国に漂着して、というお話。人間と犬との立場を入れ替えて、いろいろ考えさせるところ。普段、人間がいかに他の動物たちに対して非情であるかを浮き彫りにするようだ。 今回も54.55.63.64.65.72回が欠本。 2017/04/11
しも
1
トラヒゲの自分のものを分け与えたくないって気持ちも少しわかる私ってケチなんだなぁ。ブルドギアの巻は犬の国に捕らわれたり、緊張感があって好き。2012/12/07