内容説明
人生の楽しみ方を教えてくれた人、運命の出会いと結婚、そして劇団の創立。離婚後もよきパートナーであり続けた著者が語る、素顔の寺山修司。
目次
プロローグ 黒い蝶と心電図
五月の別れ
出会い
婚約時代
新婚時代
劇団創立
ひとり旅
グラフィティ「天井桟敷」
エピローグ 時速百マイルの追走
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
crazy cool joe
2
先週万有引力の身毒丸の公演を見たので、寺山修司の本を借りてみました。九条さんと寺山さんの結婚生活や母親との関係、劇団の話が書かれていて貴重な資料だと思います。身毒丸も義母との愛憎劇を扱っているので母との関係が作品に大きな影響を与えているのが分かる。学生時代舞台に没頭し、前の仕事も舞台関係でした。またいつか舞台やりたいなあ。面白かった!2015/02/08
ぱーぷる・ばんぶー
2
寺山の元奥さんで天井桟敷の同志九條今日子さんが出会いから、寺山の死までを描いています。寺山って若い頃は石原裕次郎に似ていたんだ。天井桟敷の芝居、見たかったなあ。2010/08/14
めぐみ
1
愛2021/05/04
ヨシコウさん
1
妻であった今日子が寺山との出会いから共に生きた時間、別れを綴っている。私の想像していたのとは裏腹に、愛情深く、天真爛漫にエネルギッシュに人生を味わい尽くす皆に愛された男の何と魅力的なこと。それゆえの人望と活動の広がり。世界で遊ぶように生きた人。 文学や演劇のみならず、彼の人生もまた作品だ。2018/11/18