ちくま文庫<br> アカシア・からたち・麦畑

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ちくま文庫
アカシア・からたち・麦畑

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  • サイズ 文庫判/ページ数 228p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784480026545
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

内容説明

ふり返ってみたいような、いちばんふり返りたくないような小さかった時。いじめられて泣いている私。泣き顔を見せまいと井戸端で水をガブガブ飲む私。子ども同士のずるさにムシャクシャした私。おとなの嘘をみていた私。甘味でつらかったあの頃が時のむこうで色鮮やかな細密画のように光っている。あの頃のすべてのものに声援を送ろう。がんばろうと。

目次

もらい子
バリカン
防空壕
ペチカ
のど

麦畑
雨ガッパ
百日草


ダッチョウ〔ほか〕

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

キクチカ いいわけなんぞ、ござんせん

20
佐野洋子氏の見える世界はリアルすぎて胸が苦しくなる。2022/09/15

シンプルねこ(うみねこ)

7
佐野洋子さんのエッセイはやはり面白い。一時はまっていろいろ読んでいた。今回は先日読んだ「こぽこぽ、珈琲」の中にあった「コーヒー」というエッセイが気に入ったので収録されているこの本を購入した。あけすけにものを言う感じだけど、繊細さが感じられるところが好き。2024/04/07

NагΑ Насy

6
「コーヒー」のエッセイのお父さまがすてきすぎた。2014/11/11

MaL

4
★★★★★ 料理家 高山なおみさんの『日々ごはん』の中に出てきた本。エッセイスト高山なおみさんの文章のルーツが分かるような気がした。他の人の文章より”なにかが丸出し”のような気がした。その丸出し感が高山さんに通じる何かだと思うのだ。2011/07/11

ユカ

3
忘れたい出来事というのが誰にでもあると思うけど、佐野さんはそれをひとつひとつガン見して、当時の自分を偽らずにそのまま書いている。なかなかできることではないと思う。お兄さんが亡くなって悲しかった。2021/01/30

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