ちくま文庫<br> 新編 魔法のお店

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ちくま文庫
新編 魔法のお店

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  • サイズ 文庫判/ページ数 390p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784480023469
  • NDC分類 908.3
  • Cコード C0197

内容説明

スーパーマーケットでわけもなくうしろめたい万引きの誘惑を感じてしまうあなた。そしてお店では王様の気分でいるあなた。お店の入口を一歩はいったとたん、なぜそんなに心が変わってしまうのか、そのほんとうの理由をご存知ですか?―あなたに代わってお店の“魔法”の種あかし。奇妙不気味な15の店のファンタスティック・ストーリー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mizuha

18
「第2回 GWだよ全員集合!奇妙な味海外読書会」に合わせて読んでみた。デ・ラ・メアの”音を売る店”、ウェルズの”よい子しか入れない純正の魔法の店”、日本からは、稲垣足穂”星を売る店”が一画を占める。お気に入りは少し物悲しいシンシア・アスキス”角の骨董屋”。怪人荒俣宏氏の序文も絶品の、どこから読んでも奇妙で不思議なアンソロジー。2015/04/30

Norico

14
たくさんの魔法のお店。マッチ売りの少女をちゃんと読んだのははじめてかも。その他も有名だけど読んだことのない作家の作品が多くて、さすが博識な荒俣さんだなぁという感じ。「茶の葉」や「角の骨董店」のような体験してみたい。ひげが伸びなくなる鉛の鉢は、そんなにひどい呪いだったのかな?2020/09/21

辛口カレーうどん

14
やはりファンタジーは大好き!不思議な15のお店のアンソロジー。稲垣足穂以外は海外の作家さんなので、くどくて独特な言い回しが多く、若干読みづらかったが、入ってみたいお店がいっぱいあった。2015/05/31

アヴォカド

7
「魔法のお店」というと、どうしたって骨董品屋さんだよね。どれも面白かったが、中でもジョン・コリア。読んだことがあるような作品もあって、この本の後に出たもので読んでるんだろうけど、それが何なのかは思い出せず。そのはっきりしないモヤモヤした既視感も、このアンソロジーの印象としてピッタリのような気がする。2016/05/03

topo

6
いまやこの世に溢れる数多のお店。お金さえ出せば何でも手に入るお店。便利で物欲を満たしてくれど何か物足りない。そんな時に読みたいのが本書。奇妙なお店たちの扉を開けると、煌めく魔法のエッセンスに包まれ不思議な体験に誘われる一冊。 たまらなく大好きなのが、切なく美しいアスキス『かどの骨董店』、運命とアンティーク品が放つロマンを感じるホワイトヘッド『お茶の葉』。 狐につままれたようなラファティ『われらの街で』、科学に取り憑かれる悲哀を描いたヴェルヌ『ザカリウス親方』などもお気に入り。2021/04/05

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