ちくま文庫<br> 平賀源内の生涯―甦る江戸のレオナルド・ダ・ビンチ

ちくま文庫
平賀源内の生涯―甦る江戸のレオナルド・ダ・ビンチ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 238p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784480023384
  • NDC分類 289
  • Cコード C0123

内容説明

平賀源内は、きわめて多才な人であった。本草学(博物学)、窮理学(物理学)の大家でありながら学問にとじこもることなく応用の才を大いに発揮した。電気をつくり出す「エレキテル」の発明は有名だが、顕微鏡、寒暖計の製作から、興味は油絵にまで及んだ。これほどの人物でありながらその最期は人を殺傷し獄死するという唐突なものである。―風来山人・源内の驚くべきいろどりにみちた全体像を明らかにする。

目次

1部 風来山人と呼ばれた天才の秘密について―平賀源内の活躍(四方吉少年が天狗小僧と呼ばれたこと;源内が長崎に留学し、学者にバカにされたこと;源内が大坂に出、砂糖商人をボロもうけさせたこと;源内が江戸に来て、決意したこと;源内が、どもりの原因を追求してドングリを喰べたこと;源内が長崎に行き、源内焼を発明したこと;エレキテルを発明して、世界をアッと言わせたこと ほか)
2部 奇才源内の華麗な業績について―なぜ、江戸のレオナルド・ダ・ビンチか(源内が、多彩なレパートリーの持ち主だったこと;源内が切り拓いた本草学・物理学・工芸・絵画・文学の世界のこと)
おわりに 亡き人源内を追って―現代学者は、どうみるか
源内の正体が、詩人であったこと

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アーちゃん

7
図書館本。昔NHKで「天下御免」という平賀源内を主人公にしたドラマがありまして、これがかなり前衛的というか実験的な作品でした。好きだったなぁ(#^.^#)ところで作者の平野威馬雄さん、平野レミさんのお父様でして表紙は娘婿の和田誠さんのイラストです。わかりやすい文章でした。2016/06/09

yojohon

2
エレキテルの発明で有名な源内さんですが、竹とんぼや蚊取り線香、土用は丑の日も考案した人。小説や戯作も面白そう。弟子を斬った罪で獄中死しなければ、違う何かが生まれてたかも。2013/05/02

志村真幸

0
 1978年にサンポウジャーナルから出た単行本の文庫化。  平賀源内の伝記である。ただし、平野さんらしい自由に想像をはばたかせたものとなっており、人物像や歴史的事実とはかけはなれた箇所も少なくない。  とはいえ、源内の人間的魅力がいきいきと描き出されており、楽しく読める。 2018/09/17

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