ちくま文庫<br> 太宰治全集〈2〉

個数:
電子版価格
¥990
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

ちくま文庫
太宰治全集〈2〉

  • 太宰 治【著】
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • 筑摩書房(1988/09発売)
  • 文庫・児童書 ポイント2倍キャンペーン対象商品(8/24まで)
  • ポイント 20pt
  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年08月10日 18時39分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 460p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784480022523
  • NDC分類 918.68
  • Cコード C0193

出版社内容情報

パビナール中毒、入院、心中未遂……。なお惑乱と絶望の時期はつづく。「創生記」「二十世紀旗手」「富嶽百景」「愛と美について」他11篇収録。

パビナール中毒、入院、心中未遂…なお惑乱と絶望の時期はつづく。やがて訪れる転機。時に太宰、30歳。生への意欲が燃え、文学への情熱が湧きあがる。名作「富岳百景」他の諸篇が書きつがれ、書下し創作集『愛と美について』が生まれる。

目次
創生記
喝采
二十世紀旗手
あさましきもの
HUMAN LOST
灯篭
満願
姥捨
I can speak
富嶽百景
黄金風景
女生徒
懶惰の歌留多
葉桜と魔笛
愛と美について

内容説明

パビナール中毒、入院、心中未遂…なお惑乱と絶望の時期はつづく。やがて訪れる転機。時に太宰、30歳。生への意欲が燃え、文学への情熱が湧きあがる。名作「富岳百景」他の諸篇が書きつがれ、書下し創作集『愛と美について』が生まれる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

72
絶望の時期、文学への情熱を感じずにはいられません。多くの短編がそれを物語っていると思います。未発表の書き下ろし創作集が生まれたのも、太宰の文学への想いがあったからでしょう。2020/04/20

岡本 正行

47
 太宰治、なぜか大好きな作家、この物憂い、アンニュイな雰囲気が大好きなところが好き。まるで自分自身がこういう状況にありたいと思ているのを見透かされているようだ。そういう人は多いのではないか、しかも、この作家、これを書いた時期が、まだ30代後半なのだ、同じ人間、同じ書籍を愛する人間として、こんなに差があるのが恥かしい。そう言っても追いつくものではないし、これからも太宰を読んでいきたい。短編集ではある。長編も読むのに今期はいるが、短編は、もっともっと読みたいのが終るのが残念、それもいいんんだけど。2023/10/28

優希

44
薬物中毒の混乱から芸術と生活を取り戻そうとしているのが伺える時期の作品ばかりでした。少し前向きな空気感が漂っているように感じました。2023/04/30

ころこ

41
全集のよいところは、ほぼ発表順に読めることだ。『燈籠』太宰の持ち味になる女性の一人称の小説が一応、完成した作品。本作の前には太宰の一人称で構成も何もないような断片の、とはいえ言葉の並べ方の秀逸な作品が立て続けていたが、それらのマイナーチェンジとして女性の一人称が陽の目をみるに至ったことが分かる。『富嶽百景』富士と月見草のコントラストを、作家として身を建てていく遠大な野望と、現実には生活の立て直しからはじめなければならない卑小で不安な境遇を重ねている。気持ちは「選ばれてあることの、恍惚と不安と、二つわれにあ2023/03/24

Major

38
「ふと顔をあげると、すぐ眼のまえの小道を、簡単服を着た清潔な姿が、さっさっと飛ぶようにして歩いていった。白いパラソルをくるくるっとまわした」ーこんな健気な女性が太宰作品の中に描出されていたのか。なかなか他の太宰作品には見られない。3年の禁が解けて肺病の夫との接触が許された日。くるくるっと回したパラソルは、太宰25才の再生もしくは新生を志す心のスイッチでもあった。縁側でそのパラソルの女性を見守りながら言った医者の奥さんの言葉は太宰に向けられたものだったかもしれない。ー 「けさ、おゆるしが出たのよ」。 2024/11/09

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/455884
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品