ちくま文庫<br> ギリシア悲劇〈1〉アイスキュロス

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ギリシア悲劇〈1〉アイスキュロス

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  • サイズ 文庫判/ページ数 483p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480020116
  • NDC分類 991
  • Cコード C0198

著者等紹介

アイスキュロス[アイスキュロス]
525B.C.~456B.C.ギリシアの悲劇詩人。ソポクレス、エウリピデスとならんで三大悲劇詩人の一人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

syaori

66
アイスキュロスの伝存する作品7篇すべてを収録。ギリシア悲劇の英雄とは、予言や呪いという人を超えたものと向き合う自我の大いさに支えられているのだとするならば、本書の登場人物たちはそれを見事に体現していると思います。父を殺した母を殺す予言を得たオレステスや兄弟殺しの呪いを受けたエテオクレスは倫理と正義の間で葛藤し、しかし敢然と己が運命の成就に向かう。その悲劇の爆発はリフレインを多用するコロスの合唱に支えられ何と胸を打つことか。丈高い彼らの悲劇はそれだけ深く、だからこそカタルシスもまた大きいのだと思います。2021/08/20

燃えつきた棒

32
「オレステイア三部作」を読んで、テオ・アンゲロプロス監督の『旅芸人の記録』(1975年)を思い出した。 アイスキュロスの原作の方は、ストーリーが単線的で予定調和的なところに不満を覚えた。 彼を高く評価しているパスカル・キニャールには申し訳ないが、言われるほど面白くはない。 たぶん、ギリシア悲劇のような古典中の古典は、そのストーリーの枠組みが、数多の小説やドラマや映画などで頻繁に使われており、その元々のストーリーに加えられた様々なアレンジによって、その生命をながらえているのだと思う。 ギリシア・ローマの→2025/06/10

松本直哉

26
夫を殺したクリュタイムネストラと母を殺したオレステスといずれの罪が重いか?オレステスを擁護するアポローンが、母なんて子を産む機械のようなものだと自民党代議士みたいなことを言う。対するエリニュス(復讐の女神)は母殺しに勝る大罪はないと主張。投票の結果オレステス無罪の決定にエリニュスは怒り狂う。アテナのとりなしで怒りの矛を収めて行く終盤は無理やりな感じで説得力に欠ける。父権制の母権制に対する勝利にエリニュスは本当に納得したのだろうか? ギリシャ文明の、そして西欧の女性差別はここから始まったのだなと思う2017/09/17

加納恭史

24
ソポクレスのギリシア悲劇から別の悲劇も読みたくなる。次はアイスキュロス。その悲劇の発生はアクロポリスの岩山の下に、新しい酒神を祀り、新しいディオニュソスの大祭で、奉納行事の一つとして劇の競演を催した時に始まる。時に紀元前534年、最初の悲劇の勝者はテスピス。アリストテレスによると、悲劇が酒神ディオニュソスの伝説を内容とした合唱隊から生まれた。山羊の合唱隊は酒神崇拝の祭礼における山羊の姿の者が行った行事だった。酒神には半人半獣の従者が常に従った。また神話学、人類学、民族学などディウニュソス伝説の研究も進む。2022/08/02

em

20
ホメロスの前後にまたがる七つの悲劇。イオ(ヘラクレスの祖)にまつわるもの、テーバイ、オレステイア三部作。戯曲は少々苦手なのに、圧倒的な迫力に引きずられる。所々に、古い神がゼウス以降の新しい神々によって懐柔され、従っていく過程が見られるのは興味深い。新しい神の論理では、子胤は男のもので、母親はただ身を貸すだけの仮宿。これにより母殺しは軽微な罪となる。面白いのは、古い神が最初この判定に反対し、新たな地位と引き換えに容認すること。母系から父権へ。神の世界もまた、平定した者の目線を介して私達は見ている。2017/12/22

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