出版社内容情報
象徴とされた戦後の昭和天皇だが、実際には政治的な行動をとっていた。そうした行動を検証して知られざる天皇の姿を描き出し、その実像を考察する。
【目次】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
バルジ
3
天皇が「象徴」となった戦後において、政治的な振る舞いを往々にして求められた昭和天皇の姿を政治家との関係を軸に論じる。石橋湛山や岸信介、田中角栄に三木武夫と一癖も二癖もある大政治家は昭和天皇といかに関わりいかに昭和天皇が「政治的」な振る舞いを欲し時にそう欲されたのかが興味深い。本書を読むとやはり昭和天皇は大日本帝国憲法の下での思考様式で日々の政務を務めていたように見える。共産党への対応然り岸信介への評価しかりである。特に岸に対しては田中義一を思わせるほど厳しい評価である。天皇と政治を考える上でも良書。2026/08/31
雷電爲右エ門
0
第二章の昭和帝による岸批判を石橋湛山が暴露した話、真偽については紙幅の関係上立ち入らずに論を進めていたが、そもそもこれの真偽についての論考も読みたかった。個人的には石橋湛山のこれも天皇の政治利用だよな…。『昭和天皇の敗北』との併読をおすすめ。2026/08/16




