出版社内容情報
従来の紛争解決学を「和平学」へとヴァージョンアップし、多くの実例から導き出した和平法則をもとに、国際紛争における和平合意と平和構築への道を描き出す。
【目次】
内容説明
戦争を止めるにはどうすればよいか。紛争を和平合意へと至らせる方法を科学的に研究してきた紛争解決学を、さらに「和平学」へと刷新。日本国内の法的な視点から紛争解決学を実践してきた弁護士と、NGOを通じた実務と研究の二刀流で国際紛争における紛争解決学を追究してきた国際政治学者が、数多くの実例から導き出した13の和平法則をもとに、和平合意までの交渉・仲介の道と和平合意後の平和構築の道を理論と実践を往復しつつ描き出す、和平への新たな知的挑戦。
目次
序章 和平学とは何か―紛争解決学2.0
第一章 法律学からの紛争解決学(ミクロ起点)
第二章 国際関係論からの紛争解決学(マクロ起点)
第三章 和平法則―戦争を止める13の道標
第四章 和平合意―交渉と仲介の諸理論
第五章 和平合意後の和解
第六章 日本外交の羅針盤―和平法則を用いた仲介者
終章 平和実現へのパラダイムシフト
著者等紹介
廣田尚久[ヒロタタカヒサ]
1938年、平壌生まれ。東京大学法学部卒業後、川崎製鉄勤務を経て弁護士に。紛争解決学を専門とし、法政大学法科大学院教授、司法制度改革推進本部ADR検討会委員などを経て、地雷廃絶日本キャンペーン(JCBL)監事
上杉勇司[ウエスギユウジ]
1970年、静岡県沼津市生まれ。早稲田大学国際学術院教授、沖縄平和協力センター副理事長。国際基督教大学卒業後、ジョージメイソン大学紛争分析解決研究所で修士号取得。ケント大学博士号取得。ミンダナオ和平にて独立警察委員会・日本政府代表として警察活動に関する合意作成を仲介(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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