出版社内容情報
そもそも日米安全保障条約は虚構であった。一九六〇年の日米安保改正での岸首相とダレス国務長官の非公式合意が、今日も変わることなく継続している。日米地位協定、核密約、憲法九条の棚あげ、安保条約を再定義した日米安保共同宣言、そして日米政府間協議の実質的な最高権力化……。本書は歴代内閣と米国による日米共犯関係の戦後史をえぐり出す一方、米国の戦後一貫した安全保障政策、同盟国・米国と日本との信頼にズレが生じつつある実態を解明する。
内容説明
そもそも日米安全保障条約は虚構であった。一九六〇年の日米安保改正での岸首相とダレス国務長官の非公式合意が、今日も変わることなく継続している。日米地位協定、核密約、憲法九条の棚あげ、安保条約を再定義した日米安保共同宣言、そして日米政府間協議の実質的な最高権力化…。本書は歴代内閣と米国による日米共犯関係の戦後史をえぐり出す一方、米国の戦後一貫した安全保障政策、同盟国・米国と日本との信頼にズレが生じつつある実態を解明する。
目次
序章 日米安保と日本国憲法
第一章 日米、異なる安保構想
第二章 被爆国にとっての核の安全保障
第三章 日米軍事一体化と憲法九条
第四章 「セキュリティ」―原点と変遷
第五章 地殻変動期に入った日米安保
終章 立憲主義の復権を目指して
著者等紹介
古関彰一[コセキショウイチ]
1943年東京生まれ。早稲田大学第一法学部卒、同大学院法学研究科修士課程修了。専門は憲政史。獨協大学名誉教授。和光大学教授、獨協大学教授、和光学園理事長を歴任した。日本国憲法がGHQによる、いわゆる「押しつけ憲法」ではないことを明らかにした『新憲法の誕生』(中央公論社)で吉野作造賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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