筑摩選書<br> 人種差別撤廃提案とパリ講和会議

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筑摩選書
人種差別撤廃提案とパリ講和会議

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  • サイズ 46判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784480018038
  • NDC分類 209.71
  • Cコード C0331

出版社内容情報

第一次大戦後のパリ講和会議で日本が提出した人種差別撤廃提案の背景や交渉の経緯を様々な史料から徹底解明し、その歴史的な意義を客観的かつ正当に評価する。

内容説明

一九一九年パリ講和会議、それは日本が初めて大国として世界の桧舞台に立った瞬間だった。日本による人種差別撤廃提案は、人種差別否定という重要な世界史上の意味を持つと同時に、大国日本が国際会議で注目を浴びた最初の案件だった。本書は日本が有色人種のために利他的に人権平等を主張したとことさら持ち上げるのでも、山東権益の取引材料として持ち出しただけと貶めるのでもなく、人種差別撤廃提案の真実の姿を明らかにし、その歴史的意義の正当な評価を試みるものである。

目次

第1章 誰が人種差別撤廃提案を起草したのか
第2章 日本全権、パリで活動開始
第3章 国際連盟規約案修正の試み
第4章 ウィルソンの心変わりと豪首相の抵抗
第5章 連盟規約前文へ挿入の試み
第6章 山東問題と人種差別撤廃提案
第7章 四月二八日の攻防
第8章 余波とその後

著者等紹介

廣部泉[ヒロベイズミ]
1965年生まれ。明治大学政治経済学部教授。東京大学教養学部卒業、ハーバード大学大学院博士課程修了。Ph.D.(歴史学)。専門は日米関係とアメリカ外交史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ポルターガイスト

4
パリ講和会議での人種差別撤廃提案について,会議参加者の思惑を時系列に沿って細かく描写している。前書きで述べられている通り,極端に国粋的,または露悪的に描かれがちなテーマをクールに処理できていると思う。各国代表のやりとりがスリリングで面白くサクサク読める。移民への反発・人種差別撤廃提案・アメリカの国際連盟不参加が一本の線で結ばれたり,山東問題に象徴される大正デモクラシーの暴走がここにも見られることを実感したり,有意義だった。2024/08/27

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