筑摩選書<br> 漫画家が見た百年前の西洋―近藤浩一路『異国膝栗毛』の洋行

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筑摩選書
漫画家が見た百年前の西洋―近藤浩一路『異国膝栗毛』の洋行

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  • サイズ 46判/ページ数 240p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784480017925
  • NDC分類 293.09
  • Cコード C0326

出版社内容情報

スペイン風邪明けの1920年代、日本は未曾有の旅行ブームに沸く。いち早く洋行を果たした漫画家による旅行記を通し百年前の日本人の異文化体験を再体験する。

内容説明

近藤浩一路は藤田嗣治・岡本一平と東京美術学校の同級生。油彩、水墨画を描く一方、漫画記者として活躍した。そんな彼が画家友達とともに一九二〇年代の西洋を初めて訪れる。欧州航路をマルセイユへ、そして芸術の都パリへ。マルク暴落のドイツ、闘牛のスペイン、イタリアでは最先端の未来派の酒場を訪れ、婦人参政権運動が盛んなイギリスにも足を延ばす。異国を訪れる旅が「海外旅行」ではなく「洋行」と呼ばれた時代の異文化体験はどのようなものだったのか?百年後の私たちの旅と何が違って何が同じなのだろう?ウィットに富んだ漫画も多数掲載。

目次

プロローグ 戦争・パンデミックの終焉と、笑いの紀行文学
第1章 洋服洋食嫌いの、洋行下稽古
第2章 富士屋ホテルで「外遊予習」、東京漫画会の『東海道漫画紀行』
第3章 ツーリズム時代の幕開けと、帝国の郵船の寄港地
第4章 パリで藤田嗣治に、一〇年振りに再会する
第5章 ストラスブールから敗戦で疲弊したドイツへ
第6章 闘牛のスペイン、ルネサンス美術のイタリア
第7章 大英帝国のロンドンからパリ、待ち遠しい日本へ

著者等紹介

和田博文[ワダヒロフミ]
1954年、横浜市生まれ。東京女子大学特任教授、東洋大学名誉教授。ロンドン大学SOAS、パリ第七大学、復旦大学大学院の客員研究員や客員教授を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takao

4
ふむ2024/04/25

ゆみ★りとる

2
「洋行の下稽古」として、洋服を着たりパン食の練習をしたり西洋風のホテルに泊まったり…現代だと宇宙旅行に行くための訓練みたいな感じかな。2024/07/29

しまちゃん

1
近藤浩一路は、藤田嗣治・岡本一平と東京美術学校の同級生であり、油彩・水墨画を描く一方、漫画記者として活躍した。1920年代の西洋を初めて訪れるにあたり、事前に要綱下稽古を日本でする様子から西洋に訪れての面白おかしいエピソードをその漫画とともに書かれています。近藤は、パリを起点として、ドイツ・スペイン・イタリア・イギリスにも足を伸ばした。横浜を出港して、神戸と門司に寄港して、欧州航路へ・・・。長い船旅の経由地でのエピソードと欧州に到着してからのエピソード、珍道中である。2024/06/30

お抹茶

1
1922~1923年の洋行と,名古屋ホテルと富士屋ホテルでの外遊予習を辿る。上海や香港までは新鮮で刺激的だったが,そこからヨーロッパに着くまでは退屈で暑くてうんざり。第一次世界大戦後にマルクの相場は落ち続け,ドイツでは日本人は大資本家のように買い物に夢中になった。フランスもイギリスもイタリアも治安はあまりよくなく,現代と比べればあまりあか抜けていない印象を受ける。文化の違いに驚きつつ,言葉が通じないことを恐れつつ,それでも楽しんでいる様子が伝わる。2024/04/16

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