出版社内容情報
ろう者の言語である手話はろう教育において130年間禁止された。手話を社会に取り戻すろう者たちの運動を、日本語教育と「やさしい日本語」の視点から考える。
内容説明
「手話って、日本語を手で表現してるんですか?」「ろう者なら、みんな手話を使えるんですよね?」これらはどちらも誤解です。手話は日本語とは別の言語であり、ろう教育においては長く手話が禁止されていました。本書は、聴覚障害で生きづらさを感じている人たちの事情や歴史的背景を知ってもらい、手話にも対応する社会実現に向けた活動への協力を呼びかけるものです。「日本語教育」と「やさしい日本語」という新たな視点で、未来を切りひらきます。
目次
はじめに 「ろう者」と「外国人」の共通項
第1章 ろう・聴覚障害の基礎知識
第2章 ろう教育における「手話禁止」の歴史
第3章 「聴覚口話法」と「バイリンガルろう教育」
第4章 「言語としての手話」に関する議論
第5章 「日本語教育」と「やさしい日本語」の視点から見直してみる
第6章 日本語教師・やさしい日本語推進者に求められること
おわりに ろうと手話の未来のための提言
著者等紹介
吉開章[ヨシカイアキラ]
電通ダイバーシティ・ラボやさしい日本語プロデューサー。やさしい日本語ツーリズム研究会代表。2010年日本語教育能力検定試験合格。Facebook上の巨大日本語学習者支援グループ「日本語コミュニティ」主宰。2016年政府交付金を獲得して故郷福岡県柳川市で「やさしい日本語ツーリズム」事業立ち上げ。以降やさしい日本語の社会啓発を業務で行っている。講演・メディア掲載多数。第二言語習得に関心が深く、外国人と同様に日本語を第二言語として習得する「ろう児・ろう者」への学習サポート活動も試行している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ドシル
ゆまたろ
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