出版社内容情報
創立百周年を迎える中国共産党。いかにして超巨大政権党となったのか、この組織の中核的属性はどのように形作られたのか、多角的に浮き彫りにした最良の通史!
内容説明
二〇二一年で結党一〇〇年を迎える中国共産党。現在、約九二〇〇万の党員を擁する超巨大政権党だ。結党から三〇年足らずで中華人民共和国を建国し、七〇年以上にわたってこの国を統治してきた。「党がすべてを決定」「絶対服従」「鉄の規律」といった組織原理はいかにして形成され、最高指導者・毛沢東は、この党にどのような影響を与えたのか。世界史的な展開を視野に収めつつ、今日に至るまでの中国共産党の歩みを多角的に浮かび上がらせた最良の通史である。
目次
第1章 革命の党の出発(「中国共産党」の起源;コミンテルン―中共DNAの来源 ほか)
第2章 権力への道(農村革命と中華ソヴィエト共和国―革命根拠地という場;長征―党自立への転機 ほか)
第3章 毛沢東とかれの同志たち(毛沢東を知ることの意味;毛沢東のパーソナリティ―どんな青年が共産党員になったのか ほか)
第4章 人民共和国の舵取り(巨大政権党の今昔;戦争の中の船出―新生国家の原体験 ほか)
第5章 革命を遠く離れて(脱文革の模索―何が中国共産党をもたせたか;「改革開放」の光と影―一九八九年の民主化運動 ほか)
著者等紹介
石川禎浩[イシカワヨシヒロ]
1963年生まれ。京都大学大学院文学研究科史学科修士課程修了後、京都大学人文科学研究所助手、神戸大学文学部助教授を経て、京都大学人文科学研究所教授。京都大学博士(文学)。中国近現代史を専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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