筑摩選書<br> “日本的なもの”とは何か―ジャポニスムからクール・ジャパンへ

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筑摩選書
“日本的なもの”とは何か―ジャポニスムからクール・ジャパンへ

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  • サイズ B6判/ページ数 288p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784480016218
  • NDC分類 361.5
  • Cコード C0370

出版社内容情報

様々な作品を通して19世紀末のジャポニスムから近年のクールジャパンまでを辿りながら、古くて新しい問いである「日本的なもの」の成り立ちと展開を考える。

内容説明

十九世紀末の浮世絵や陶磁器から近年の絵画や建築、アニメーション、ファッションまで、日本を見つめる外国人のオリエンタリズムを背景にした眼差しが「日本趣味」を“発見”し、その刺激によって国民に“ジャパネスク”が喚起されてゆくというメカニズムが、日本近代の文化表象の著しい特色となった。“日本的なるもの”の核心はいまどこにあるのか。“日本的”とは、いま何を意味するのか。“日本”を象徴するさまざまな“作品”の成り立ちをたどりながら、こうした問いへの答えを探る。

目次

第1章 “日本”をあこがれる(ジャポニスムのまなざし;ある裸体画のモデル―山本芳翠とジュディット・ゴーティエ;“蝶々夫人”を探して―プッチーニと「誤解」の循環;“伝平重盛像”はだれか―マルローが育んだ“神話”)
第2章 “日本”が立ち上がる(つくられる「伝統」呼び出される「祖国」;迷宮としての五浦六角堂―岡倉天心の隠れ家;一九四〇年の詩と真実―山田耕筰と北原白秋の永訣;“富士”というトポス―横山大観と国民のまなざし)
第3章 見つめられる“日本”(天皇を頂く国―異文化とのはざまで;モンパルナスの光と影―「寵児」フジタの陰を生きた画家;天正遣欧少年使節と南蛮絵画―蒐集家・池長孟の戦中戦後;米国大使館の昭和天皇―フェイレイスとファラーズの眼)
第4章 建築意匠のなかの“日本”(“風景”が語りかけるもの;東京駅と日本橋―辰野金吾と妻木頼黄のたたかい;ふたつの「鹿鳴館」―三島由紀夫と「空っぽな戦後」;東京五輪と“太陽の塔”―丹下健三と岡本太郎の「対決」)

著者等紹介

柴崎信三[シバサキシンゾウ]
1946年生れ。1969年、慶應義塾大学法学部政治学科を卒業し、日本経済新聞社へ入社。社会部記者、同部次長、文化部長などを経て、編集委員兼論説委員を務める。2007年に退社し、現在はジャーナリスト。獨協大学、白百合女子大学、文化学園大学でメディア、文化、情報社会などを教える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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21
途中まで読んで何度か「トポス」という言葉が出てくるので、前に似た本を読んだなと思って作者を確認すると、あらら、やっぱり同じ作家だった。ただ、前著は戦後復興から一気に駆け上がった日本社会の象徴的な事象を取り上げて日本人とは、と説いていたと思うが、今回は明治・大正・戦前の昭和に焦点を当てて、西洋に触れたことで進んだ絵画や演劇、音楽などの芸術や建築がある一方で、その反動として国粋主義を賛美し、数々の侵略戦争を後押しした芸術も生まれた経緯や日本人の精神の揺れを、戦後の象徴天皇を受け入れた国民感情にも触れながら⇒2021/05/26

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