内容説明
本書は、ピグミーチンパンジーの生態と社会の、世界で初めてのリポートであり、人類進化の研究を一変させたものである。その生きいときとした文章と柔軟な分析によって第34回読売文学賞を受賞し、近く英訳も刊行される。
目次
1 ピグミーチンパンジーを追って(森のワンバ;ビーリャの住む森;観察の始まりと餌づけの試み;森歩きのディプローマ;1975年元旦;森からきた養女、ココ;開かれはじめたビーリャの社会;ビンボー事件;森の祭り)
2 ピグミーチンパンジーの社会構造(再びワンバへ;類人猿の社会;集団の構造;性行動;社会関係;道具使用;社会構造再考)