筑摩叢書<br> ぼく自身あるいは困難な存在

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筑摩叢書
ぼく自身あるいは困難な存在

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  • サイズ B6判/ページ数 281p/高さ 19X14cm
  • 商品コード 9784480013491
  • NDC分類 954
  • Cコード C0398

内容説明

この本を執筆した当時、コクトーはすでに五十七歳だった。第二次大戦が終結して間もない、占領下の陰惨な記憶も鮮やかな時点で、その多くは世を去った親しい友人たち―ラディゲ、サティ、プルースト、ディアギレフらを回想する的確かつ魅力的な人物論がちりばめられ、エスプリにみちたコクトーの姿と透徹した芸術観が浮かびあがってくる。

目次

会話について
ぼくの幼年時代について
ぼくの文体について
仕事について、また伝説について
レイモン・ラディゲについて
ぼくの身体について
ぼくのさまざまの逃亡について
フランスについて
演劇について
ディアギレフについて、またニジンスキーについて
映画における驚異について
友情について
夢について
読書について
尺度について
幽霊屋敷について
苦しみについて
死について
軽薄ということについて
パレ=ロワイヤルについて
魂の操舵について
ギョーム・アポリネールについて
笑いについて
存在なしに存在することについて
言葉について
若者たちについて
美について
さまざまの風俗について
線について
ある無言劇について
責任について

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

uchiyama

3
ゴシップ的な興味で読み始めましたが、ニジンスキーやプルーストなどの人物評は詩的表現による脚色と戯画が過ぎてる感じがあって、もう少し詩人の目のフィルターがかかってないものの方が読みたいかな、と。ラディゲや赤毛のルイザ・ガザティに対しては愛を感じましたが。芸術論や死や病についての箇所はこう言うとなんだけど結構退屈でところどころ寝落ちしつつ読みました…。とにかく、自意識がすごいな!と。2025/05/25

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