筑摩叢書<br> カフカとの対話 - 手記と追想 (増補版)

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筑摩叢書
カフカとの対話 - 手記と追想 (増補版)

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  • サイズ B6判/ページ数 311p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784480011015
  • NDC分類 940.28
  • Cコード C1098

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tonex

6
在りし日のカフカとの交流を後から思い出してスケッチ風に綴ったエッセイ。著者の父親はカフカの職場の同僚で、詩を書くのが趣味だった著者をカフカのところに連れて行く。このとき著者は17歳、カフカは36歳だった。▼カフカがまるで聖人のように描かれていて、まるで論語か福音書。池内紀『カフカの生涯』には《信憑性はべつにして、興味深い証言集》と紹介されている。全くの作り話ではないにしても、かなり脚色が入っていると思われる。2015/12/15

rinrin

0
【BOOK(2015)-002】!!!!!!!!2015/01/02

きさらぎ

0
何度目かの再読。17歳の文学青年と、36歳のカフカとの交流の記録です。「私はどれほど温かくしても足りるということがなかった。だから私は焼けて滅びるのです。冷たさの故に」「私たちは二人で笑った。カフカは、私の理解が届かぬ事を伏せておくために。私は、彼の好意を何か全く自明のものとして受け入れるために」ちょっと漱石の『こころ』のような印象を受けます。高校生時代からの愛読書です。2013/04/20

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