内容説明
明治、大正、昭和…日本の女を彩った、きもの・帯・羽織、髪飾り・半襟などの小物―。日本一のコレクター秘蔵の逸品を一挙公開。美の小宇宙「帯留」コレクションを特別収録。
目次
第1章 池田重子流コーディネート・ベスト(創作;更紗;中国好み;お正月;佳き日 ほか)
第2章 小物コレクション・ベスト(帯;半衿;羽織紐;帯あげ;髪飾り ほか)
著者等紹介
池田重子[イケダシゲコ]
大正14年(1925年)横浜に生まれる。幼少より第一級の美術工芸品や芸能に触れて養われた感性を生かして昭和51年(1976年)、東京の目黒に「時代布と時代衣裳 池田」を開店(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ヒロミ
55
目の保養。前に読んだ時はさらりと鑑賞してしまいましたが、このキモノコレクションは本当にすごいです。明治大正昭和の頽廃と美と贅を尽くした宝石のような美しいキモノとキモノまわりの小物たち。帯留、半襟、羽織紐にパラソル。どれも「美」以上でも以下でもない絶対的な孤高の輝きを放っております。有閑マダムの着道楽に終わらない。池田重子さんは粋寄りのコレクションが好みだそうで渋いコーディネートが多いですが、振り袖やアールデコのキモノも素晴らしかったです。池田重子コレクション本ちょっと高いけど季節ごとに集めたくなりました。2017/05/02
tama
10
図書館本 「マツコ」で知った人で、着物、半衿、襦袢の組合せで全体の見た目が大きく変わるのにビックリ。もっと見たいし知りたくなった。p30,55,56,76,78,84,120,121,131,138,が好き。p35は「歌会始の令夫人」となってるがなんだか伝法な風でちょっと着て行くにはどうかなあ。半玉さんのポンチ絵はカワイイ!!孫に着せたい。その前に孫が欲しい!「着物は豪華でなくても優雅で、立派でなくてもしゃれたものであればよい」こう言えるのは1000点以上持ってないとね!2020/02/04
Yoko Kakutani 角谷洋子/K
4
まさに「大胆にして繊細」なコーディネート。やりすぎない所が池田重子流。いろとりどりの着物地を眺めて、昔の日本の職人芸が堪能できます。解説も丁寧で勉強になります。2023/05/07
あけの
4
美しい♪2018/12/15
にゃんきち
3
★★★★☆眼福の一言につきる。 着物から帯、帯揚げ、帯留、半衿と、全てが一つの物語になるように繋がっている。 素敵だけど、実際にこれだけよコーデイネートを再現しようとしたら、よほどのお金持ちじゃない限り無理。 ごちそうさまでした〜2019/03/09