出版社内容情報
かたり、くいだおれ、まつり、とさまざまな時代に、さまざまな作家の手によって描かれた「大阪」アンソロジー
内容説明
町田康、桂米朝、菊田一夫、小野十三郎、谷崎潤一郎、はるき悦巳、山崎豊子、井原西鶴、与謝蕪村…総勢19名が描いた大阪をさんぽしてみませんか。
目次
かたり
あきんど
くらし
まつり
くいだおれ
ながめ
著者等紹介
船所武志[フナドコロタケシ]
1957年大阪府堺市生まれ。大阪教育大学大学院教育学研究科国語教育専攻修士課程修了。元大阪府立北野高等学校国語科教諭、現在、四天王寺大学教育学部教授。表現学会理事のほか、日本語学会、日本文法学会、全国大学国語教育学会、日本国語教育学会等に所属。専門分野は、国語学(文章表現論)・国語教育学。共著に『表現学大系 各論編 第27巻 論説・評論の表現』(土部弘編 教育出版センター)はじめ、戯曲、小説・物語、論説・評論等の文章分析・表現論に関する多数の論文がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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matfalcon
26
西鶴、蕪村、オダサク、宮本輝…。 ためいきしかでない。2024/02/04
わ!
6
大阪に関する様々な文学(?)の名場面集の様な本になっている。中のいくつかは「再読」にあたるものもあるのですが、並べられ方の影響なのか、なんだかとても斬新な内容に思えた。また逆に続け様に読んでみると、似ていると思っていた文体がかなり隔たりがあったりして新たな印象が得られた。とにかく「日本永代蔵」から「じゃりン子チエ」まで、いろんな大阪の景色を楽しませてくれる本になっている。でも谷崎潤一郎さんは、この本に載っている「蘆刈」じゃなくて、やっぱり「細雪」の方が大阪感がたくさん出ていると思うのですけどね。2025/04/07
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