内容説明
朝鮮韓国はいかに描かれたか。いま問われている日本人の朝鮮認識を、文学作品の中に見る。
目次
歴史への視座―近代以前
歴史への視座―「朝鮮併合」前史
歴史への視座―植民地時代
歴史への視座―解放後
「責任」の所在
植民体験への凝視
植民者の原風景と自己剔抉―小林勝の作品
〈彼岸の故郷〉としての朝鮮
朝鮮への愛着と傾ぎ―梶山季之の小説 李朝残影など
植民体験と戦後の意識
腐蝕をうつものたち―井上光晴の文学と朝鮮
「民族」が照射する「国」と「民衆」
架橋を求めて―1980年代以前
架橋を求めて―1980年代以降
“日本名”在日朝鮮人作家について