セルフコントロールの教室―意志の弱い哲学博士が贈る「完璧でなくともいまよりましに生きる」ための11講

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セルフコントロールの教室―意志の弱い哲学博士が贈る「完璧でなくともいまよりましに生きる」ための11講

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  • サイズ 46判/ページ数 416p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784479798477
  • NDC分類 141.8
  • Cコード C0095

出版社内容情報




【目次】

▼はじめに
▼第1講 イントロダクション
1.人間、この非合理なもの
2.セルフコントロールとその喪失
3.まとめと流れ
▼第2講 セルフコントロールと古代の哲学
1.セルフコントロールと理性
2.プラトンの「魂の三部分説」
3.アリストテレスの「意志の弱さ」
4.古代ギリシア哲学からストア派へ
▼第3講 現代の理論的な枠組み
1.二重プロセス理論というツール
2.二重プロセス理論から見た自制とその喪失
3.最善の判断と価値の時間割引
4.いくつかの認知バイアス
5.整理と補足
▼第4講 先延ばし(1)時間と価値
1.先延ばしという身近な苦悩
2.先延ばしを理解する
3.価値の時間割引・選好の逆転・先延ばし
4.主に時間と価値が関わる先延ばしの諸要因
5.この講のおさらい
▼第5講 先延ばし(2)感情と自己
1.感情が主な原因
2.自己にまつわる要因
3.自己とは何か?――人の同一性
4.その他の種類の先延ばし
5.この講のおさらい
▼第6講 自制のための戦略(1)心的なツール
1.準備作業
2.実行意図・ダミー目標・代替報酬
3.自己肯定と認知的再評価
4.視点取得
5.その他の心的なツール
6.心的なツールの先へ
▼第7講 自制のための方法(2)外的なツールと通時的な自制
1.準備のための区別
2.外的なツールの色々
3.自己束縛と通時的な自制
4.外的足場
5.自己についての新たな見方
6.現代社会とセルフコントロール
▼第8講 アディクションをめぐる問題
1.自制とアディクション
2.アディクションの基本事項
3.あなたのネット依存はどれくらい?
4.二重プロセス理論から見たアディクションの要因
5.対策・責任・環境・制度
6.自己治療仮説という視点
▼第9講 消費の非合理性とその謎
1.消費の非合理性とセルフコントロール
2.顕示的消費の謎
3.高コスト・シグナリング理論
4.高コスト・シグナリング理論の応用
5.何にどうお金を使うか
6.満足化という戦略
▼第10講 計画と人生
1.計画とセルフコントロール
2.計画のための古典的な手法――GTD
3.長期目標と計画
4.計画的に計画を立て、習慣の力を借りる
5.生身の人間にとっての計画用ツール
6.人生におけるバランス
▼最終講 ダークサイド――使用上の注意
1.過剰な自制が生む弊害
2.社会的・経済的・政治的な問題
3.おわりに

内容説明

「なぜ、誘惑に負けてしまうのか」「なぜ、先延ばししてしまうのか」”行動科学×哲学×実践ツール”による、なるべく正しく自分を動かすための2400年分の叡知。

目次

第1講 イントロダクション
第2講 セルフコントロールと古代の哲学
第3講 現代の理論的な枠組み
第4講 先延ばし(1)時間と価値
第5講 先延ばし(2)感情と自己
第6講 自制のための方法(1)心的なツール
第7講 自制のための方法(2)外的なツールと通時的な自制
第8講 アディクションをめぐる問題
第9講 消費の非合理性とその謎
第10講 計画と人生
最終講 ダークサイド―使用上の注意

著者等紹介

植原亮[ウエハラリョウ]
1978年、埼玉県生まれ。東京大学大学院情報学環・学際情報学府准教授。東京大学教養学部基礎科学学科卒業。同大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。主な研究分野は、科学哲学・分析哲学、脳神経倫理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Eric

17
「自制」をテーマとする哲学講義。自己管理、時間術、依存症など、自制にまつわる幅広いテーマに言及しながら、関連する哲学者の考えや日常での具体例を丁寧に挙げていく。やるべきことは今ある習慣に紐づけたり、時間にあらかじめ組み込んでおくのが有効。意志の力にはなるべく頼らず仕組み化する。一方で自制のしすぎには注意、単調さや強迫観念などの弊害に繋がる可能性あり。2026/06/22

くさてる

13
「できない」自分を責めずに、すこし考えてみよう。哲学を切り口に「自制」をテーマに考える、少しでもより良く生きるためのノウハウ。大学の講義を聴いているような分かりやすさと丁寧さで面白く読めました。哲学とあるけれど、より広い範囲での人間の意思と行動の関係について考える本だと思います。参考図書も多く挙げられていて良かったです。2026/07/16

hitomi

12
読友さんのレビューを読んで。著者が大学で行った講義がベースになっているそうで、とても分かりやすくて面白かったです。自制できない学生さんたちの具体例なども紹介されていて、共感することが多かったです。私も、学生時代に自制する術を心得ておきたかった…!今の自分はわりと自制できている方だと思うのですが、最終講で述べられている「過剰な自制が生む弊害」が少し当てはまるように感じたので、自分を縛りすぎて窮屈にならないように気を付けようと思いました。文献ガイドと参考文献、索引があり、とても親切な本です。2026/08/10

turtle

7
アメリカで出版された行動経済学の翻訳ものかな?と読んでいて錯覚してしまうようなライトな書き方ですが、日本の大学の先生でした。巻末の文献ガイドが役に立ちそう。2026/08/07

iwtn_

7
書店にて、ちょうど触っているテーマの内容だったので購入。古今の哲学が自制をどう扱ってきたのかと、その制御するための手法もあわせて紹介している。大学の講義が元ということで10講に分かれているのでサクサク読める。もちろん自分も自制できない人間なので単純に役に立つ情報を得られた。ちょいと最近の人文的なものをビジネス的にまとめ直した本という感じもする。が、結局、自らを鑑みるとか、人間とはどういう存在なのかをできるだけ正しく把握しないと、上手くいかない営為でもある。知った内容も多かったが、まとまっていて良い。2026/04/17

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