資本主義と、生きていく。―歴史と思想で解き明かす「構造的しんどさ」の正体

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資本主義と、生きていく。―歴史と思想で解き明かす「構造的しんどさ」の正体

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  • サイズ 46判/ページ数 312p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784479798446
  • NDC分類 332.06
  • Cコード C0033

出版社内容情報

再生回数1億回超の人気ポッドキャスト「COTEN RADIO」歴史調査メンバーによる、まったくあたらしい資本主義の解説書。

「年収で人を評価してしまう」「休日も心が休まらない」「数字の支配から逃れられない」。

そんな自分に、うんざりしていませんか?

キャリアも積み、それなりのポジションも手に入れた。なのになぜか、いつも何かに追われている。時間に、数字に、評価に、成長に。「こんなはずじゃなかった」と思いながらも、走り続けるしかない日々。

実はその息苦しさの正体は、あなたの思考や感情のすべてに染み込んでいる「資本主義」でした。本書は、膨大な歴史研究から導き出した「時間」「競争」「数字」「労働」「お金」「消費」という6つの「追手」を通じて、この見えない支配構造を解き明かします。

「ありのままでいい」という脱力系の慰めでもなく、「会社を辞めろ」という極端な主張でもなく。株式会社COTENで培った驚異のリサーチ力を武器に、資本主義との適切な距離感を探っていく本書の旅路が、あなたが本当に求めていた答えかもしれません。



【目次】

【第1部 追手】
1章:時間 なぜいつも時間に追われているのか?
2章:成長 なぜ休日も心が休まらないのか?
3章:数字 なぜ「数字の支配」から逃れられないのか?
4章:労働 なぜ働くことは辛いのか?
5章:お金 なぜ人を年収で評価してしまうのか?
6章:消費 なぜ「つい買ってしまう」のか?

【第2部 構造】
7章:「6人の追手」と資本主義の関係
8章:分業 得意を活かせば世界はよくなる
9章:市場 自由な市場がこじ開ける人間の欲望
10章:商品 お金が世界の頂点に君臨する理由
11章:資本 労働者の生き血をすするのは誰か?
12章:イノベーション 資本主義はラットレースのように
13章:金融 「カネがカネを呼ぶ世界」は幸せか?
14章:欲望拡張原理 資本主義の原動力

【第3部 距離感】
15章:資本主義との適切な距離感
16章:「追手」との距離感を調整する
17章:時間はかかるが、変えられる

◆深井龍之介氏(株式会社COTEN代表取締役)特別解説

内容説明

第1部 追手 時間・成長・数字・労働・お金・消費が、なぜ「追手」となり、日常の焦りや罪悪感を生むのか。原因をほどいていく。第2部 構造 「追手」が個人の気分ではなく、6つの仕組みから生まれることを整理し、資本主義の全体構造をつかむ。第3部 距離感 構造を理解したうえで、資本主義とどう付き合えば消耗を減らせるか。具体的な調整手順を示す。

目次

第1部 追手(【時間】なぜいつも時間に追われているのか?;【成長】なぜ休日も心が休まらないのか?;【数字】なぜ「数字の支配」から逃れられないのか?;【労働】なぜ働くことは辛いのか?;【お金】なぜ人を年収で評価してしまうのか?;【消費】なぜ「つい買ってしまう」のか?)
第2部 構造(「6人の追手」と資本主義の関係;【分業】得意を活かせば世界はよくなる;【市場】自由な市場がこじ開ける人間の欲望;【商品】お金が世界の頂点に君臨する理由;【資本】労働者の生き血をすするのは誰か?;【イノベーション】資本主義はラットレースのように;【金融】「カネがカネを呼ぶ世界」は幸せか?;【欲望拡張原理】資本主義の原動力)
第3部 距離感(資本主義との適切な距離感;「追手」との距離感を調整する;時間はかかるが、変えられる)

著者等紹介

品川皓亮[シナガワコウスケ]
東京都昭島市出身。京都大学総合人間学部に入学後、法学部に転部し、法科大学院に進学。司法試験に合格後、TMI総合法律事務所で弁護士として企業法務を担当。2016年から株式会社LiBにて、個人の転職支援、企業の採用支援、事業開発に従事するほか、人事責任者を務める。2022年からは人気ポッドキャスト番組「コテンラジオ」を手掛ける株式会社COTENにて歴史調査を担当し、「女性の労働市場参与」「ポスト資本主義」等の調査に携わる。現在は哲学・歴史を中心に、人文知を社会につなげる様々な活動に従事。「Aqua Timez」のドラマーTASSHIとともに、ポッドキャスト番組「日本一たのしい哲学ラジオ」のメインパーソナリティーも務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

toshibo

2
資本主義社会では、私たちを生きづらくさせる6つの要素があると本書は説きます。時間に追われ、成長を求められ、数字で評価される。労働は搾取の構造の中にあり、お金が大きな力を持ち、社会は絶えず消費を喚起します。こうした息苦しさは個人の問題ではなく、資本主義の構造から生まれるものだと説明されます。そのうえで、6つの要素それぞれと自分なりの距離を取ることが大切だと示唆します。現代社会の違和感を分かりやすく整理してくれる一冊でした。2026/03/15

焼き飯

2
現代の資本主義社会のしんどさを構造的に分析し、6人の追手が原因と追及している。それらが現代人を苦しめる原点を辿るべく、簡単に歴史を辿っていくのだが、どの根端にも西洋の哲学者や思想家がいることに気付かされる。彼らが世界の資本主義のルールの根底を構築しており、現代人はそれに倣っている。過剰になろうとも留まることを知らずに。ともかく、ルールを知る事はその距離感を調整するために必要とも感じたため、古典を読むことはやはり大切なことなのだろう。社会は優しくないと絶望していたが、バランスの保たれた所は必ずどこかにある。2026/03/08

ちょもらんま

1
まぼろし会議でポスト資本主義を聞いた後に読んだ。 人生とは、欲望とはについて考える。作られた欲に追われているような今。ほとんどの欲が資本主義によってもたらされていることだとして、本当のよくというのはなんなんだろう。誰かと比べてそれにしがみつくように前に進もうとしている自分。欲しいものを探して、見つけて、手に入れて、それの繰り返し。 人間関係すらそうなのだろうか。それはわからないが、距離感をとる、測る、というのは一つのアプローチなのかもしれない。過度に成長みたいなものに追われなくても良い。もっと気楽に。2026/03/17

KJ

1
追いかけているラジオの品川さんの本。資本主義としんどさについての解説は非常に分かりやすく、優しさのこもった文章が温かく素敵。ゴールに置かれている「個人の範囲での距離感調整」から先に進んだ論も読みたかったけれど、こういった個人個人に対してより良い生き方へナッジするようなインフルエンサー的存在(+活動)が世の中をマシにしてくれるのを祈る。いわゆる令和人文主義的なトレンドの影響かと思うけれど、「専門家じゃないから」的な断りは入れなくてもいいんじゃないかとは思ってしまった。最近はこう言わないと叩かれるのだろうか?2026/02/24

けい

0
資本主義が、人類にもたらした多大なる恩恵は、到底否定できない。けれど、無批判であるのも、如何なものかと。2026/03/09

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