10% HAPPIER―人気ニュースキャスターが「頭の中のおしゃべり」を黙らせる方法を求めて精神世界を探究する物語

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  • サイズ B6判/ページ数 334p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784479794769
  • NDC分類 498.34
  • Cコード C0095

出版社内容情報

全米45万部ベストセラー!戦場リポートやライバルとの競争でうつ病になった著者がダライ・ラマやディーパック・チョプラと出会いたどり着いたのは瞑想だった。

内容説明

戦場レポート、ライバルとの競争、ドラッグで心身をすり減らし、うつ病を経験した著者が、ディーパック・チョプラ、キリスト教福音派、ダライ・ラマ、パリス・ヒルトンらを取材し、試行錯誤の末にたどり着いたものとは―ニューヨーク・タイムズ紙ベストセラー第1位ノンフィクション。

目次

パニックアタック―戦場レポート、ドラッグ、うつ病の診断
信仰の世界―キリスト教福音派を取材する
天才か、それとも狂人か?―過去と未来ばかり考えると現在がおろそかになる
幸せ産業―自己啓発界のスーパースター
ジュー・ブー―ユダヤ人の仏教徒からブッダの教えを得る
ネガティブ思考の力―瞑想に目覚める
瞑想合宿―一〇日間の無言の修行
今より一〇パーセント幸せになる―マインドフルネスを仕事に活かす
「新しいカフェイン」―瞑想が脳をアップデートさせるという最新の研究
情けは人のためならず―ダライ・ラマに会い、パリス・ヒルトンを怒らせる
禅を隠せ―野心的でありながら「いい人」でいるための方法

著者等紹介

ハリス,ダン[ハリス,ダン] [Harris,Dan]
アメリカABCニュースの人気キャスター。「ナイトライン」、週末版「グッド・モーニング・アメリカ」のアンカーを務める。ABCを代表するニュース番組で数多くのレポートも手がけている。特派員として世界各地を回り、アフガニスタン、イスラエル、パレスチナ、イラクでは職場の様子を伝え、ハイチ、カンボジア、コンゴでは社会問題を扱う本格的な調査報道も行っている。アメリカの宗教、特にキリスト教福音派を長年追いつづけ、不可知論者であることを公言しながらも、取材対象と良好な関係を築いている

桜田直美[サクラダナオミ]
翻訳家。早稲田大学第一文学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

くさてる

11
生き馬の目を抜くようなアメリカのTV業界で活躍するプレッシャーに押しつぶされそうになったニュースキャスター。救いを求めて様々な手段に頼ったものの、そこで出会ったのはスピリチュアル業界。そこでいまより10%は幸福になれる方法を見つけたけれど…という内容。著者の、迷いいっぱいの道のりを、正直かつユーモアたっぷりに描いています。また、スピリチュアルを扱ってはいますが、いわゆるニセ科学を礼賛するようなものではありません。一貫して、宗教や悟りとは無縁の普通のひとらしい感覚で書かれているのが面白くていいです。お薦め。2015/07/21

solla

6
メタ認知の方法をひたすら模索する。瞑想の有用性を一般論や具体的な方法のみに言及するのではなく、成功失敗の繰り返しでもがく様を共有体験することで自然に頭に入ってくる。発作的な感情の波に翻弄され後悔する日々の悩みに10%は役に立ちそう。2015/07/02

tipsy

5
瞑想を知るという点では良い一冊ではないか。スピリチュアル界の大御所に直接当たった実体験を元にしていて読みやすく、瞑想の具体的な方法のみ書いてある本より自然に頭に入る。この人の考えはだめだとばっさり切り捨てるし、その大御所の中には読みたかった本の著者もいて逆に参考になる程。瞑想で全てのイライラが消える訳でも悩みが消える訳でもないだろうし、ノイズが多い時代だからこそ瞑想で自分の感情と少し距離が取れるようになれたら、出来る限り平静な心を持てるようになれたらと思っているので、その点でも楽しく読めたので良かった。2016/08/30

えり

4
瞑想を生活に取り入れることで、今より10%幸せになれる。米国でバリバリ働くキャスターの著者は、ある日ニュースの本番中にパニック発作を起こしてしまう。それをきっかけに、瞑想や仏教、マインドフルネスを学び、取り組み始める。本書ではその奮闘ぶりがリアルに描かれている。私も自律神経の乱れを治したくてマインドフルネスに取り組んでいるけど、彼が感じる悩みや疑問は私も感じていたことでとても参考になった。実力主義やストレスの多い社会で働く人にも読んで欲しい一冊。下手な自己啓発の本よりためになる。2015/08/26

NORA

1
ニュースキャスターの著者が、パニック障害の発作を機に巡る、心の平穏を求める周遊記。著者は最後まで宗教やスピリチュアルには懐疑的であり、あくまで一般人目線を崩さないので安心して読める。うっかり怪しい教義にハマりそうになったり、第一印象で他人を判断した自分を恥じたり、同じ人物の口から納得できる言葉と怪しいスピ用語が綯い交ぜに発せられることへの混乱などが赤裸々に描写され、共感を呼ぶ。「怪しい」世界への興味を抑えきれない読者に向けたツアーガイド本として有用であり、この分野における名著と言えるだろう。2020/05/27

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