内容説明
自分を考える旅に出よう「ほんとうの自分」って何だろう?私たちは、なぜ自分にこだわり、自分について考えてしまうのか、そして自分がこの世界で生きていくこととは何なのか。本書は、そうした問いをめぐる哲学の冒険である。
目次
自分というもんだい
妄想の真実と自分という物語
自分についてのトートロジーとアイデンティティ
かんがえる「私」
現実と夢、独我論
「私」の自由
私の世界と、理想の自己・純粋な自己
二つの世界の分裂と私の身体
私が語る文と「私」
世界の外にある主観と、この主観の確信〔ほか〕