出版社内容情報
母業は未経験だから、うまくいかなくてあたりまえなのです。ジェットコースターのような毎日、がんばりすぎる現代のお母さんたちのために、読んで肩の力が抜けラクになるような子育てエッセイ集をつくりました。すべての卒母からのエールです。
内容説明
だれもが初めて「お母さん」を体験するのだ。月間1,500万PVの人気サイト『北欧、暮らしの道具店』連載で大反響!読んで楽になった。泣けた…。話題沸騰、伝説のエッセイ収録!
目次
1 育っていく子ども、過ぎてゆく人生―新米母編
2 育っていく子ども、過ぎてゆく人生―小学生母編
3 育っていく子ども、過ぎてゆく人生―思春期母編
4 弁当一〇年物語
5 家族と住まい
6 家の中のちょっぴり面倒なこと
7 父、母。家族は巡る
8 つまずきデイズ
9 卒母への足音
著者等紹介
大平一枝[オオダイラカズエ]
作家、エッセイスト。長野県生まれ。大量生産、大量消費の社会からこぼれおちるもの・こと・価値観をテーマに、各誌紙に執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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鳩羽
9
子育てエッセイのようだが、子どものいる生活を振り返る余裕ができてからの、ちょっとほろ苦い感じもする思い出話といった感じ。子どもがいれば子ども中心にならざるをえないが、それも永遠に続く訳ではなく、子どもの年齢によって、気を張るところが変わってくる。それは衣食住すべてをトータルで行なっていかなければならない「生活」と「子育て」の両立の問題であり、その上位には仕事と私生活の両立問題も君臨している。どれも完璧にはできないし、自分や家族のやり方を見つけて、なんとか子を家から出してやれたら、それでいいんだろうな。2018/10/22
今庄和恵@マチカドホケン室コネクトロン
6
100ページ目で挫折。直接的な言葉は使われていないけど、巧妙にいろんな「ねばならない」が押し付けられているようで。2019/07/19
ひのじ
3
23年を有難う。記憶の片隅にあったあのコラム…ふとした15年後に書籍化を見つけた僥倖。読む度に自分の記憶も蘇る。切なくて抱えたくなる記憶のお裾分け。1歩先ゆく彼女の背中を思い描き、卒母まで追いかけ、泣けて困る。この本は離さない。2019/07/24
ちんどん
2
子ができて初めて親になる。自身の子育てについてのエッセイ。筆者も悩んで子育てしていたのかと少し親近感がわいた。子育てに関しては後悔ばかりで、タイムマシーンがあれば間違いなく過去に行くし、なんなら出産直後だ。2023/02/23
本と珈琲
2
著者の17年間の育児エッセイをまとめたもの。共感しながら、笑いながら、時にはうるっと涙ながらに楽しく大平家の育児を垣間見せてもらいました。『子育てなどカップラーメンができるくらいあっという間の短くはかないものなのだ』ホント気付いたときには、こどもたちは母の手をとっくに離れてるんだろな。どんなに毎日がバタバタでも、自分が笑っていれば家族も笑顔でいられる。卒母した時に、ドタバタ育児劇をあんなことあったなと笑えたらそれでいいや。今日も体で、言葉で、心で力いっぱい抱きしめてあげよう♪2019/05/10
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- 和書
- 土俵の鬼二子山勝治伝