内容説明
もう、モノはたくさんいらない!本当に必要なモノ、好きなモノだけあればいい。台所道具の選び方から、家具を持たない住まい術、70%の収納術まで、簡素で心うるおう生活のヒントがいっぱい。
目次
プロローグ 四十三歳からのシンプルライフ
第1章 モノを少なくすると、生き方もシンプルになる
第2章 私のキッチン大革命
第3章 大原流シンプルキッチン術
第4章 スッキリ、ゆったり住まい術
第5章 スーツケース二個のおしゃれ術
第6章 シンプルライフを実践するためのいくつかの方法
エピローグ 人生の大荷物を整理して
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
がいむ
35
何人かの方が感想に書かれているように、エコや片付け本がこんなに世に出る前の著作。”節約”でなく、気に入った必要なもので軽やかにゆったりという考え方。休日もないほど働いた方が、第二の人生スタートのために英国留学したことがきっかけ。その時々で考え方が変わってきたり、方向転換していくのも面白い。すっきりした冷蔵庫の写真や「洋服はスーツケース二個に収まるのが目安」という考え方が気に入って、引っ越しの多かった当時、参考にしました。今読むとまた新たな発見があります。2015/01/29
ケロコ
29
そうできたらいいよなぁ。という感想。筆者の境遇のような人はむしろ少ないと思う。後はいかに自分流にアレンジするかだ。考え方はほぼ同意なので、自分の暮らしに合うやり方を模索していこうと思う。そういう意味では楽しみが増えた。私にシンプルライフのアウトラインを教えてくれた、大切な一冊となりました。2015/02/07
ごへいもち
29
1999年刊とは思えない古びない内容。自分にとって大事なものでも他人にはゴミだから処分は自分で。お気に入りの鍋を泣く泣く処分した著者を見習いたい。嫁入り道具の着物は処分したとのこと、これも真似したほうがいいのかも。反システムキッチン論などリフォーム前に読みたかった。何もできなかった息子に1週間の特訓で料理を教えたとのこと、私も習いたいw。料理上手は得だなぁ。服は毎年どんどん買ってどんどん処分という大原式は費用がかかって無理。2013/12/09
アイシャ
28
大原さんのシンプルライフの本は時々どうしても読みたくなる。料理研究家の著者が42歳でイギリスに留学し、トランク一つの荷物で一ヶ月ほどキャンプの旅に出たり、生活を変えるためにトラック2台分の食器類を処分したお話は圧巻です。2015年に亡くなった大原さんの命日はもうすぐ。シンプルでも華やかさを忘れない大原さんの生き方はこれからもよいお手本になるんだろうな。2020/01/20
サルビア
27
図書館のリサイクル本のコーナーで貰った本でした。料理研究家の大原照子さんが、ロンドンに長期滞在したことによって、少ないモノで豊かに暮らすようになった経緯が書かれています。御自宅もイギリスを意識して、重厚なドアにしたり、ブリティッシュグリーンで統一したりして、自分の好きな空間に身を置いて楽しく暮らしている様子が良く伝わってきました。小さい頃、父親から銀行に連れて行かれ、口座を開くまでを教えて貰ったことは著者の堅実な暮らしを象徴するものでした。シンプルに暮らすには物を持ちすぎないことが大事だと分かった。2019/07/18