内容説明
「パニック障害」は治らない病気ではなく、飼いならすべき頭の中のペット。自分が陥りやすい考え方のクセを教えてくれ、もっと豊かな人生をくれるのです。世界中で読まれている処方箋！
目次
１ あなたと「あいつ」
２ 「あいつ」退治
３ 「あいつ」の正体
４ 「あいつ」の家族アルバム
５ 人生の諸状況
６ 「あいつ」とうまくやろう
７ これでいい
著者等紹介
エイズベット，ベヴ［エイズベット，ベヴ］ ［Ａｉｓｂｅｔｔ，Ｂｅｖ］
オーストラリアの人気マンガ家であり、作家、およびカウンセラー。７冊ある著作は、自らもパニック障害で悩んだ経験をもとにして描かれ、世界中でベストセラーとなっている。近年は訓練を受けたカウンセラーとして不安神経症で悩む人たちに、カウンセリングや講演、ワークショップも行っている
入江真佐子［イリエマサコ］
英米文学翻訳家。国際基督教大学教養学部卒業。ベストセラーの翻訳を多数手がけている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ねぼ
18
今まで仕事がうまくいかなくなってしまった原因が分かった。仕事中に過呼吸になったりしたこと。両親が会社員以外の職業。私は会社員。どこで聞きつけてくるのか、巷に溢れる情報、「あの会社の体制は良くない」「こういう業界は冷たい」を私に伝えてきて。子を思う親心だろうけど、所詮外野のそんな言葉を気にしすぎなのだ。「だから私はストレスにやられてるとか」思いがち。その思考に左右されすぎ。だけど、そこで、どうするかが私の仕事のはず、なんだけど。2016/05/29
ねぼ
18
引用。１日１時間心配専用の時間を割り当てる。この時間以外に自分が心配していることに気づいたら、今はそんなことをしている場合ではない、このことは後で心配の時間に。、、とその心配専用の時間になるとおかしなことが。あまり心配したくなくなってくるのだ。横書きで余白やイラストがたくさんで読みやすい。2016/04/20
ねぼ
11
ー心配と同じく罪の意識も堂々巡りさせる感情だ。頭が消耗し、出口なしの囚人になったような気持ちになる。時間とエネルギーの浪費だ。この循環を断ち切る唯一の方法は行動に出ること。状況を回復させるために行動することが、癒しになる。ー略ー過去の状況にアクセスできなければ、あなた自身を変えることも、残念な気持ちを鎮める行動といえる。その経験によって自分の人生をより成熟させ、賢明に、明確にして前に進んでいくことに集中すればいい。「自分の人生を成熟させる」いま自分を見失いそうにもなっているけど、でも、そうだ。成熟させる。2016/05/10
aaaaki
5
今の私の状態。"あいつ"を飼いならしているけど、いつ凶暴になり表面に出てくるかわからずビクビクしている。うんうん。共感の嵐。当事者だけでなく、周囲にPDの方がいる人にも是非読んでいただきたい本。2016/05/01
なつみん★
5
パニック障害の本アホほど読んだが、この作家さんの前作パニック障害なんてこわくない！だけが手元にあります。グダグダ治療法とか書いてる本を読んでもまったく意味がなかった。パニック障害の不安を作っているなあなただ！この一言につきる。待望の続編も良かったです。死なないから…明日も今日もパニック障害でも生きてます。2013/11/28
