内容説明
エマは、ピアノとバレエが大好きな女の子。お母さんの雑誌「マドモアゼル・シック」をめくるのがおきにいり。でも、シックってどういう意味?もっとすてきになりたいエマは、お母さんから5日間のレッスンを受けることにしました。あいさつ、身だしなみ、友だちづきあい、おかたづけ、姿勢、テーブルマナーなどを学んだエマは、はたしてマドモアゼル・シックになれるのでしょうか―?「楽しみながら生活する気持ち」を学べる本です。
著者等紹介
スコット,ジェニファー・L.[スコット,ジェニファーL.] [Scott,Jennifer L.]
南カリフォルニア大学卒業。大学3年生のときにフランスのソルボンヌ大学、パリ・アメリカ大学へ留学。パリで学んだ素敵な暮らしの秘訣を紹介した『フランス人は10着しか服を持たない』などが日本でベストセラーに。イギリス人の夫と4人の子どもとともに、カリフォルニア州ロサンゼルスに在住
たんじあきこ[タンジアキコ]
イラストレーター、絵本作家。広告、キャラクターデザインなどの仕事も手がける
神崎朗子[カンザキアキコ]
翻訳家。上智大学文学部英文学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ケロリーヌ@ベルばら同盟
66
「おかあさん、シックって、どういう いみ?」エマは、パリのおしゃれな雑誌をめくるのが大好きな女の子。マドモアゼル・シックを目指して、レッスンが始まります。「心が優しくて、礼儀正しいこと」「人の話を良く聞くこと」「思いやりを持つこと」「プレゼントを貰ったら、すぐにお礼のお手紙を書くこと」。ベッドメイキングや、お部屋のお片付け、学校での勉強や、習い事も、大切なレッスンです。明るい夢を育む魔法の言葉がたくさん詰まった、素敵な絵本です。そして、娘を優しく導くエマのお母さんが素晴らしい。自身の子育てが悔やまれます。2021/11/18
れっつ
31
背筋をスッと伸ばし、目をパッチリ見開いて、落ち着いた佇まいと、明るくはっきりとした受け答え…。たんじあきこさんが描くマドモワゼル・シックのイメージは、まさに小さなレディ(^-^)。すてきな女の子になるために、エマはママからレッスンを受けます。それは挨拶だったり、お礼だったり、人に優しくすることや、人の話をちゃんと聞くことなど、どれも人としてできた方がいい基本的なことばかり。でも、ママは最後に、意外だけど大切なこと、を伝えます…。こんなふうに親から教えてもらえる子どもは幸せ。大人も頑張らなきゃなぁ…!2019/02/17
馨
29
MOEで紹介されていたので興味があり読了。ベストセラーの『フランス人は~』の筆者の絵本。子供向けのマドモアゼル・シックになる為には何をすれば良いか。大人でも出来ていないことが多くてハッとさせられました。子供のころからこんなふうに教育されていたら大人になった時凄く魅力的な女性になると思います。同級生等で物凄く出来た女性ってたまにいますが、おそらく子供時代にご両親(お母さん)からこういう教育を受けていたのではないかと思いました。2019/02/03
朝比奈さん
10
おチビの心に刺さったようで毎晩読まされております。これを機におもちゃをきちんと片付けてくりゃれ。シックって日本語で言うところのなんですかねぇ。ステキなお嬢さんだとひねりが足らないかなぁ。年端のいかない少女に、佳い女って言うのも違うしねぇ。2019/03/03
猿田彦
6
思春期の女の子が魅力的なレディになるためのレッスン本。4歳の孫が持ってる「10かいだてのおひめさまのおしろ」は1階ごとに服やアクセサリーを選んだり、マナーやダンスを教わっていき、10階に着く時にはお姫様になっているというもの。この本は見た目だけではなく、心を充実させてより素敵な女の子になる方法を教えてくれる。丁度5年生の孫に薦めたくて声をかけましたが、本に見向きもせず。その後、こそっと自分の部屋に持っていって読んでいました。なかなか親が教えるのは難しいけれど、本が優しくシックなレディに導いてくれます。2022/01/08