沈黙の闘い―もの言わぬ双子の少女の物語 (増補決定版)

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沈黙の闘い―もの言わぬ双子の少女の物語 (増補決定版)

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  • サイズ 46判/ページ数 408p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784479570189
  • NDC分類 936
  • Cコード C0098

内容説明

他者にはかたくなな沈黙を守り続けた彼女たちの内面には、何百万語にものぼる“ことば”が渦巻いていた―。少女たちの膨大な手記と創作を読み込んで、沈黙の裏にひそむ心の真実を描き出した驚くべきノンフィクション。初版刊行から30余年の時を経て、衝撃の3章を追加した増補決定版!

目次

第1章 幸せな家族
第2章 マネシツグミ
第3章 人形の家
第4章 ガラスの町
第5章 アメリカの夢
第6章 嵐のあと
第7章 二人の闘争
第8章 私の影
第9章 判決
第10章 地獄に咲く花
第11章 大詰め
第12章 生き延びるための死
エピローグ 心地よい解放

著者等紹介

ウォレス,マージョリー[ウォレス,マージョリー] [Wallace,Marjorie]
ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンを卒業後、BBCなどのテレビ局でプロデューサーやディレクターとして経験を積んだ医学ジャーナリスト。1972年『サンデー・タイムズ』の調査チームの一員として、サリドマイド児に関するドキュメンタリーを発表、またザ・タイムズ紙に「忘れられた疾病」という記事を連載して注目を集め、1986年には精神疾患に関する先進的な慈善団体、SANEを設立してその理事長に就任した。2008年にはCBE“芸術や科学、慈善・福祉事業などに貢献した人に与えられる一種の騎士の称号”を授与されている

島浩二[シマコウジ]
1947年京都生まれ。阪南大学名誉教授

島式子[シマノリコ]
1947年京都生まれ。甲南女子大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たまきら

37
邦題はこの双子を表すのにふさわしい言葉だ。二人の無邪気で純粋な「世界」が、学校やいじめのせいで唯一の「楽園」となり、同時に監禁場所となってさらに二人を孤独にし反社会的な存在にしていく過程を呆然と読んだ。そんなに難しい謎ではないと思う。この双子に必要だったのは、優しく二人を受け止めてくれる学校や友達、先生だったのではないだろうか。著者の存在がその証明だ。「二人」の長い友情こそ、治癒の原動力なのだと感じた。2024/10/29

ばんだねいっぺい

30
書店で眼をつけていて、古本屋で見つけるやいなや、購入。双子にまつわる数奇な運命の物語というべき圧倒的なノンフィクション。気になっているのは、この沈黙が他者のいない、そして規範のない二人だけの世界を構築した方法論ではなかったかということだ。2024/07/28

原玉幸子

17
数々の賞や映画化された事実からすれば、この姉妹の辿った運命は、素敵な、或いは劇的なストーリーと言うべきなのでしょうが、率直に「うーん、そこに心を震わせる感動があるのか」です。確かに不幸だった境遇ではありましたが、姉妹の才能に光る原石がある様に描かれていることにも「そこまで立派?」と思うし、二人が辿った人生の若気の至りや無軌道振りを、寛容に受け止めることが出来ず。「人は其々事情を抱えて生きている」とは思いますが、二人の物語の経緯も結論も、感心や同意するものではありませんでした。(●2024年・夏)2024/07/15

16
互いにしか通じない秘密の言語を作り、それ以外の他者とはコミュニケーションを拒絶してきた双子。悲嘆と悔恨、失意と諦念、贖罪と救済、停滞と再起。2人の日記からは絶え間なくこういったものを感じる。彼女たちはこんなに多くを語り、途轍もなくクリエイティブな才能があったことがわかるのに。互いへの愛憎の念を高めながら、重大な犯罪に手を染めるに至ったのが何とも哀しい。どこから取り返しがつかなくなってしまった?結局統合失調症ということで結論づけられてしまうけど、双子の禍々しさってなんとなくあるよね。不謹慎だけど魅せられた。2024/03/05

mustache

3
重い話だが、衝撃的なオチがあって感動する。30年前の同名のノンフィクションの増補版。2023/06/03

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