- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > 日本文学
- > メディアワークス文庫
出版社内容情報
浅葉 なつ[アサバ ナツ]
著・文・その他
内容説明
個性的すぎる洋服を押し付けられ、相撲勝負に柄杓探し、おまけにお菓子作りまで!?走り回る良彦を横目に神様たちは今日もいたって自由気まま。こんな時に頼りの黄金は、お菓子の神様とスイーツ三昧で肥満の危機!?そして、穂乃香の協力を得て御用人の役目に励む良彦もまた、神様との出会いによって少しずつ変わりはじめる。果たして、今の自分にできることは―。神様と人間の繋がりと絆を描く御用人物語、第三弾!
著者等紹介
浅葉なつ[アサバナツ]
四国生まれ。第17回電撃小説大賞でメディアワークス文庫賞を受賞し『空をサカナが泳ぐ頃』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スズ
430
「私の作った服を気に入ってくれる人を探してほしい」「相撲で私を倒してほしい」「大切な柄杓を探してほしい」「お菓子作りを手伝ってほしい」今回はそんな4つの御用を受けて、良彦や穂乃香が頑張っていました。個人的には最後のお菓子作りのお話が好きでした。鑑真が奈良時代に砂糖を日本に伝えるまでは、甘い物は本当に貴重であったということも知りました。また、日本の八百万の神様というのは、本当に種類が多いなあと感じました。黄金は食い意地張り過ぎだなあとも思いました。神様って、お供え物の食べ過ぎで太ったりするのかな?2016/09/08
た〜
346
やさぐれ幼女神(センス無し)が良い。JAのおじさん(神)が良い。新レギュラー(?)助手が良い。シュークリーム(橘)が良い。そして何より目次のもふもふ(黄金)が良い。2014/11/27
いーたん
201
御用人として成長しだした良彦とスイ〜ツの食べ過ぎで身体が成長しだした黄金w 今回は洋服騒動に相撲に柄杓探しとお菓子作り。神様と神様、神様と人の子のそれぞれ絆を感じ、温かい気持ちになりました。ありがとうございます。 穂乃香ちゃんは可愛いです。愛すべきヒロインです。癒されます。良彦とはどうにかなるなんてことはあるんでしょうかね。また今回は新キャラ、高岡遥斗が登場。今後も時々出てくるんでしょうか。いずれにしても今後も楽しみです。2014/11/27
ジェンダー
193
また違った神様が出てきたけどいろんな思いを持って行っても人間自身の考えも変わりまた神様を祀っていき続けるのにも費用もかかるし忘れ去られていって伝承し続ける難しさを感じました!いろんな物に神が宿っていると言われるけどそこまで気にしてる人がどのくらいいるだろうかまた廃れる祭り事や行事もあるし続いてる物もあるけれどどう意味があって続いてるのかを理解しているとまた携わり方にも変わってくるかもしれない!古事記・日本書紀を機会があれば読んでみようかと思いつつなってます2024/02/01
ごに
184
ホントに面白いなぁ~(*≧∀≦) “モフモフ黄金のマズルを掴む良彦”や“腹を見せイビキをかき良彦を足蹴にする黄金”などの描写からも、この1人と1柱の距離が縮んでいるのを感じます。今回は「童子の柄杓」と「橘の約束」で泣かされました。橘の不死の由来はここからなんですね。勾玉三部作に通じる物があり、それもまた面白い。そして、アメタナバタツヒメノカミが覚えられず四苦八苦(汗)2014/12/14