内容説明
ガンに冒された息子を前に老いた父に何ができるのか。「八十をすぎても、子供にろくな言葉ひとついえん」感動を呼んだ表題作など全五篇を収録した傑作集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
hitotak
6
1989年刊の山田太一シナリオ集。5作品が収められ、表題作はどちらも笠智衆出演作。『春までの祭』の方は吉永小百合とW主演という貴重な作品だが、個人的には『なつかしい春が来た』が面白かった。『異人たちとの夏』をコミカルにしたような幽霊譚で、常連の俳優以外にも本木雅弘や西田敏行、桜田淳子も出演した。正月放送のためかドラマキャストがすごく豪華。そのため彼ら家族の名字を「諸星」にしたと作者のあとがきにある。『あなたが大好き』は不器用な江戸指物職人の結婚話がもたらす騒動。真田広之と田中邦衛が親子役の明るい作品。2024/06/06




