出版社内容情報
【「オモコロ」大人気シリーズの書籍化・第2弾!】
教科書の名作に挑戦!
Ⅹ騒然!「「山月記」を読めなかった男が1年半ぶりにもう一度読む日」収録!
「山月記」に挫折した経験から、大人になった今、教科書に載っている作品を読んでみることに……。
「学び直し」ほど大げさではないけれど、きっと何かが変わるはず!
この本でしか味わえない、不思議な読書体験をぜひお楽しみください!
【目次】
はじめに
1冊目 宮沢賢治「やまなし」
2冊目 ヘルマン・ヘッセ(高橋健二訳)「少年の日の思い出」
3冊目 中島敦「山月記」
特別編 本の作者と話してみる(ラランド・ニシダ氏)
4冊目 清少納言「枕草子」
あとがき みくのしんより
あとがき かまどより
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
あっか
51
待望の続編!今回は小学校〜高校の教科書を読む編。あーーー最高だった!平均1ページに1回はゲラゲラ笑った。…ので、家族から訝しがられた。笑 4作どれも胸がぎょるんぎょるんした…クラムボンは全子ども一生の謎よね…特に最終章枕草子がとても良かった。元々美しい随筆だなあととても好きだったけど、みくのしんさんのお陰でさらにとても豊かなダブル読書体験ができました。ニシダさんの読書感が全体的に自分ととても近くてびっくり!かまどさんのあとがきにも何だか感動〜。わたしの場合、国語のテストで読み解きなどが間違っていても→2025/09/19
ぼっちゃん
44
今回は小6から高校生までの国語の教科書に載っている本を読む。みくのしんさんなら『少年の日の思い出』『山月記』ならあのような感情移入され読まれると想像がついたが、『やまなし』もあんなに感じられるとはすごい。私が教科書で本って面白いかもと思った作品は『人間失格』と『山月記』だったが、『山月記』ではみくのしんさんも色々語っていた「我が臆病な自尊心と尊大な羞恥心の所為である」あたりがすごく印象に残っている。2025/07/19
もちこ
37
みくのしんさんのように、物語に入り込んで、気持ちまでどっぷり浸かって、登場人物の真隣にいる気分で読めるのは、ものすごい読書体験だ。 そのものすごい体験を、この本を読んで間接的にでも味わえる私は、幸せだと思う。 枕草子にこんなに感動する日が来るとは思わなかった。 かまどさんのあとがきも、ぜひ読んでほしい。 特に、国語の授業に苦い思い出がある人には。2025/09/08
あつこんぐ
36
前作の感想で「この本を副読本にした方がいい」と書いたのですが、こちらの本こそ副読本にお勧めしたい!!絶対子供たち国語が好きになります。『やまなし』なんて最高に面白かった。み「この作者って川出身?」か「宮沢賢治は水生生物ではない」のくだりとか爆笑しました。ラランド・ニシダさんはクズのイメージが強くて今まで好きではなかったけど、この2人のおかげでイメージ変わりました。『源氏物語』は世界最古のエロ本。うん、読みたくなりますよね。YouTubeでは沢山他の本も読まれているみたいなのでそちらも観てみたいと思います。2025/09/06
RRR
31
国語編。みくのしんさん、相変わらず読書家でも羨ましい感性だなぁ。ダイナミックに読むから、楽しくて仕方ない笑。それにしても、感性で正答を言い当てる、これは見習わなくちゃ!2025/07/26
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