ある翻訳家の取り憑かれた日常〈2〉

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ある翻訳家の取り憑かれた日常〈2〉

  • 村井 理子【著】
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  • サイズ 46判/ページ数 304p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784479394518
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

08/14 数年前の私はこんなていたらくではなかった。なぜこんなにも書けなくなったのだろう。私はどこで文字数を消費しているのか。…まさか、この日記では…?翻訳、翻訳、執筆、翻訳、愛犬と散歩、翻訳、義父母の介護、翻訳、執筆、読書、翻訳、翻訳、出張、配信視聴、翻訳、執筆の日々を琵琶湖のほとりからお届け!書き下ろし短編小説「メモリアル三姉妹」収録。

目次

2024年1月
2024年2月
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2024年4月
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メモリアル三姉妹

著者等紹介

村井理子[ムライリコ]
1970年静岡県生まれ。ブッシュ大統領の追っかけブログが評判を呼び、翻訳家になる。現在はエッセイストとしても活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ネギっ子gen

70
【ハリーは末期癌との闘病の末に――】2024年の日記。カラー口絵では、琵琶湖の立木を噛みちぎる生前のハリーの姿など……。執筆、愛犬の看取りや義父母の介護などを綴る。巻末に短編小説も。<天気が良い。こういう時は歩くに限るということで、ハリーと一緒に長距離の散歩に行く。ハリーは本当に性格の良い犬で、散歩に行こうと誘って断られたことはない。連れ出すと、それなりに楽しみ、そろそろ帰ろうかと言えば、素直に従ってくれる。体も大きいが、心も大きい。/ハリーは相変わらず、寒いというのに琵琶湖に入り、枝を集めている>と。⇒2025/07/16

pohcho

57
2024年の日記。本業の翻訳に加え、エッセイや書評の連載があり、高校生の双子の息子さんがいて、実家に二人で暮らす要介護の(義理の)ご両親のお世話をして、その上日記を、しかも毎日欠かさずつけるとは、本当にものすごいバイタリティ。文章も勢いがあり、分厚い本だけどスルスルと読めてしまう。愛犬ハリーの死はつらかったけど、新たにテオがやってきてよかった(イリスとのツーショット写真が可愛い)2025年の日記も楽しみ。2025/10/29

tetsubun1000mg

34
筆者の前作を読んでいたので、続編というか大和書房webマガジン2024/01~2025/01までの連載をまとめた本。 翻訳、家事、介護、通院な心配など相変わらず超多忙な毎日が書かれている。 ただ愛犬のハリーが亡くなってしまったのが寂しい。 村井理子さんはこのweb日誌の入力で憂さ晴らしになっているのかな? かなり過激なことも書いているし、締め切りに間に合わなかったりと正直すぎなのが心配でもあるがそこが面白い。 韓国の日本文学翻訳家クォン・ナミさんからメールが来た事とメール交換がweb掲載されるらしい。2025/07/27

ぽけっとももんが

21
村井氏の日記がおもしろいのはなぜだろう。特に変わったこともなく、淡々とシニカルに一年が過ぎる。それはいろいろ村井家のあれこれを読んでいるから、そこに直接書かれていない行間を感じ取ってしまうのかな。ということは、村井氏の著作や訳本を読んだことのない人がこれを読むとあまりおもしろくないのだろうか。そうかもしれないな、強烈な義父母や目がまわるような双子育児や闘病記やあれこれ基礎知識持ってるからな。ハリーの訃報はTwitterで流れてきた。猫派のわたしも犬を飼うならハリーと名付けたい、と思う。2025/09/01

凸凹パレード

16
やれるはずだ、俺なら。俺ならできる。できる、俺なら。できる!きっと!できる、俺なら。できる、きっと。できるできるできる。できる、俺なら。できる、ワイなら。できる、俺ならオブ2024‼︎!…日記文末に出てくる自分を鼓舞する言葉の全て。切迫感が半端ないが、ポジティブに自分を励ます姿は尊敬だ。書くことによって乗り越える日常。2025/07/21

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