未来のわたしにタネをまこう<br> 私たちの戦争社会学入門

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未来のわたしにタネをまこう
私たちの戦争社会学入門

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  • サイズ 46判/ページ数 296p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784479394471
  • NDC分類 391
  • Cコード C0036

出版社内容情報

戦争を知ると、歴史と社会への解像度が激変する!
古今の戦争を振り返りながら、「誰が戦ってきたのか」「それによって何が失われ、何が作り出されてきたのか」を深堀していく。
そのほか、最先端の戦争は従来と何が違うのか、自衛隊と9条の関係をどう考えればいいのか、戦争体験者がいなくなって以降どう伝承していくのか・・・といった点を、社会学の知見を用いて、客観的・俯瞰的に解説します。

内容説明

歩兵と民主主義?冷戦と消費社会?侵略と福祉?歴史と社会の解像度が劇的に上がる。人の本質が凝縮された戦争講座スタート!

目次

誰が戦うのかという問い 最もやっかいな公共問題
誰が戦ってきたのか(近代以前) 歴史を作ってきた問い
誰が戦ってきたのか(近代以降) 民主主義、奴隷、傭兵
戦争論としての社会思想 マキャベリ、ホッブズ、ロック、ルソー
20世紀の戦争(第一次・第二次大戦) 総力戦がはじまる
20世紀の戦争(冷戦/熱い戦争) 核、冷戦、消費社会
21世紀の戦争 「これは戦争なのか?」
近現代日本社会と戦争 その特異さはどこからくるのか
女性と戦争・軍事 戦争・軍事は、女性を差別しない(する?)
軍事社会学とはなにか 不必要だが、不可欠なものとしての軍事
現代軍隊としてみる自衛隊 その誕生と矛盾について
「わからない」から「やっぱり、わからない」へ 建設的な議論のために

著者等紹介

野上元[ノガミゲン]
早稲田大学教育・総合科学学術院教授。1971年、東京生まれ。専門は歴史社会学。一橋大学社会学部を卒業後、東京大学大学院人文社会系研究科で博士(社会情報学)。日本女子大学助手や筑波大学准教授を経て、現在は早稲田大学教育学部社会科公共市民学専修や大学院教育学研究科社会科教育専攻で社会学を教える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ta_chanko

18
古代ギリシャ・ローマでは、市民が組織する重装歩兵が軍隊の中心。しかし中世になると騎兵による私戦の時代へ。さらに近世には傭兵が軍隊の中心に。それを覆したのがフランス革命とナポレオン戦争。徴兵制による強力な国民軍が創出された。さらに兵器の進歩により、20世紀には総力戦の時代へ。二つの世界大戦で壊滅的な被害を出したあと、戦後は核兵器による「恐怖の均衡」が成立。その後、21世紀には「テロとの戦い」や「超限戦」へ。いつの時代も、「誰が戦うのか」や「戦争の公共性」が問われる。2025/05/20

ぷほは

10
院生時代に著者の『戦争体験の社会学』を読んだのだが、難解な文体で恐ろしく高度な議論が展開しており、苦労して読んだ。本書はカバーデザインの通り、逆に恐ろしく平易な文体で非常に読みやすいにもかかわらず、俄かには受け入れがたいようなこともたくさん書かれている。つまり、われわれが生きているイマ・ココの現実が、何よりも私が院生時代よりももっと受け入れがたくなっており、それを高度な言語化によって説明してくれている。湾岸戦争や「テロとの戦争」から、現在のロシアとウクライナまでの変容の悍ましさを適格に示してくれていた。2025/03/31

YASU

3
若者向けの平易な入門書がとても濃い内容、というのがたまにある。まさに本書は大当たりだった。民主主義と徴兵制と福祉政策の不可分な関係、冷戦下で東側への対抗的に肥大した消費経済など、いまの日本社会では発想し難い視点が豊富に提示される。とくに明治国家の成立史からの戦争責任と戦後体制をめぐる議論などは白眉だ。なぜ加害性が忘却され被害者意識だけが強調されるのか、なにゆえに戦う/戦わないのか、等。こうした議論が今の日本には不可欠だろう。戦争社会学、もっとメジャーになってほしい。2025/05/17

清水勇

2
いい意味で裏切られる。左翼の反戦論と予想するも「誰が戦うのか?」を主題に古代からの戦争と民主主義の関係を紐解き「何故人間は戦ってきたのか」を考えさせる。戦争の基礎知識を理解した段階で日本人と戦争、特に自衛隊の位置付けを考えさせる材料を示す。どうあるべきかの解を示さず、戦争や軍事に関する「軽武装」or「重武装」x「対米従属」or「中立」の四つの選択肢を提示し、自分の選択と真逆の選択を対比させられることで、日本人と自覚して、軍事を自己のこととして、自分はどう関与するのかを考え議論の必要性を痛感されらせた。 2025/05/15

アルミの鉄鍋

0
★4 リズミカルにサクサクと読める。途中難しいなぁと思った所もあるけど全般を通して面白かった。慰安婦問題って論点そこなのかぁ…と新たな視点も得られた。どうやって戦争状態になっていくのか国家、社会としての動いていく様を網羅できた。2025/06/06

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