内容説明
なぜ政治家は国民のために動いてくれないのか?人々は独裁者に騙されてしまうのか?悪いとわかっているのに企業は環境破壊をするのか?「相手の気持ち」になって考えれば、難問を解くカギが見えてくる!数式を使わずわかりやすい、新・ゲーム理論入門!
目次
序章 謎解きはゲームのあとで
第1部 なぜ私たちは失敗するのか(「最適な行動」が招く悲劇;「もしかしたら」が招く悲劇;「信じてもらえない」が招く悲劇)
第2部 その問題、政治なら解決できる…のか?(「みんなの意見」を探せ;その政策は誰がために;政治家は誰のマリオネットか;政策評価のラビリンス)
第3部 有能な独裁者は救世主になれる…のか?(寓話としての名君;国民のだまし方)
終章 謎を解いた、そのあとに
著者等紹介
浅古泰史[アサコヤスシ]
早稲田大学政治経済学術院准教授。2009年、ウィスコンシン大学マディソン校にてPh.D.(経済学)取得。日本銀行金融研究所エコノミストを経て現職。専門は、公共選択論、数理政治学、応用ゲーム理論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゼロ投資大学
1
多くのプレイヤーがゲームに参加する中で、各プレイヤーが最適な判断を行うことを想定して、自分の利潤を最大化させることを目指す。パレート最適やナッシュ均衡などゲーム理論の中核となる考え方を利用することで、選択を迫られた時に最適な判断を行えるようにスキルアップをしたい。2025/04/02
斧弓
0
行動を起こすインセンティブを理解する。2025/01/31
ホリエンテス
0
人は自分の利益を取るために行動が変化する。単純な条件設定だけでも何パターンも行動パターンがあり、どうすれば全体最適になれるのか。ロジカルに解き明かしていて面白い。ただし後半は難しすぎて中々話が入ってこなかった。2024/09/10
mochizo
0
意外と難しいですが、役に立つ考え方です。どうしても政治を感情でかんがえてしまうと、トランプのような政権が発生する恐れがあります。扇動型ではなくロジックで政治を考えるにはいい本です。2024/06/01
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