つかこうへい正伝〈2〉1982-1987知られざる日々

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つかこうへい正伝〈2〉1982-1987知られざる日々

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  • サイズ A5判/ページ数 408p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784479394181
  • NDC分類 912.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

劇作家・演出家「つかこうへい」の知られざる時代を描き出す決定版評伝

『熱海殺人事件』『蒲田行進曲』『いつも心に太陽を』などで知られ、70-80年代に「つかブーム」を巻き起こした劇作家・演出家つかこうへい。
本書は、つかの若き日からブーム頂点での劇団解散までを描いた『つかこうへい正伝1968-1982』(講談社ノンフィクション賞ほか受賞、新潮社刊)の続編である。
本書が描き出すのは、つかこうへいの80年代。82年の劇団解散から、89年の「演劇活動再開」までの期間は、つかの年表でもこれまでほとんど顧みられることがなく、いわば空白の期間となっていた。
この期間、最もつかと行動を共にしていた著者が、80年代のつかの姿――映像作品にかける日々、大竹しのぶとの口立て稽古、沖雅也との関係、祖国・韓国での『熱海殺人事件』公演など、初めて明らかとなる事実を活き活きと描き出す。
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さらに特別付録として、「つか芝居」を彩った風間杜夫、平田満とつかこうへいの演出・エピソードを語り尽くす座談会、愛娘・愛原実花との対談、巻頭には、未公開写真を中心とする写真集を収録した、必携の決定版評伝である。

内容説明

82年、劇団解散後の“空白の期間”を最も近くにいた著者が描き出す、決定版評伝。

目次

第1章 「つか芝居」とは何だったのか
第2章 解散に向けての討ち入り―『つか版・忠臣蔵』
第3章 映像に残るつか芝居―『かけおち’83』
第4章 新たな時代へ
第5章 祖国での奮闘―『ソウル版・熱海殺人事件』
第6章 「出発」のとき
役者が語るつかこうへい(風間杜夫;平田満;長谷川康夫 聞き手:河野通和)
娘が語るつかこうへい(愛原実花;長谷川康夫)

著者等紹介

長谷川康夫[ハセガワヤスオ]
1953年、札幌市生まれ。演出家、脚本家。早稲田大学入学後、劇団「暫」でつかこうへいと出会う。『いつも心に太陽を』『広島に原爆を落とす日』『初級革命講座飛龍伝』『蒲田行進曲』など一連のつか作品に出演。「劇団つかこうへい事務所」解散後は、演出家、脚本家として舞台・映画作品を発表。2005年『亡国のイージス』で日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞。近年の作品に『あの頃、君を追いかけた』(監督、2018年)、『空母いぶき』(脚本、2019年)など。つかこうへいの若き日々から“つかブーム”までを徹底した取材で描き出した評伝『つかこうへい正伝1968-1982』(新潮社、2015年)で講談社ノンフィクション賞、新田次郎文学賞、AICT演劇評論賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ぐうぐう

31
『正伝』が出て、もう9年が経つのか。まず、そのことに驚かされた。それほどに『正伝』の余韻が自分の中で長く続いていた、ということなのかもしれない。『Ⅱ』と題された続編は、まさに『正伝』の続きである1982年から1987年の5年間を振り返る。それは、劇団解散から再び演劇に帰ってきた(と世間的には位置付けられている)『今日子』上演までの言わば、つかこうへいの空白期を埋める行為である。その頃のつかを間近で見てきた長谷川康夫は、前著同様、積極的に寄り道(それは決して意味のない寄り道ではない)を辿りながら、(つづく)2024/03/19

フリウリ

8
八十年代半ば以降は、長谷川氏もつかこうへいとの直接的な仕事のつながりがなくなり、つかこうへいを介して知った人々との長谷川氏の仕事なども記載されていますが、いずれにしても、貴重なドキュメントだと思います。せっかくなので、1987年からつかこうへいが亡くなるまでのおよそ二十年の間のことも、残しておいてほしいです(別の著者の本があるのかもしれませんが……)。かつての「つかブーム」を知るおじさん、おばさん、たぶん今では六十代半ば以上であろう人々に向けて書く、とも言っているように、文字は大きめです。62024/03/02

tsukamg

4
『正伝』にあった、著者が書く意義と意味が、本作では希薄になっている。1982年までの長谷川康夫はまさしくつかこうへいの一部であったが、それ以降は一部というより、アシスタントのような立場になったからだろう。それでも著者にしか書けない『つか像』はあった。沖雅也との関係、映画「熱海殺人事件」での新劇俳優とのやりとり、ソウル版『熱海殺人事件』のエピソードなど。でも一番笑ったのは巻末収録の対談で風間杜夫が語った挿話。稽古場で風間に「さっさとやれ、ポルノ小僧!」と呼びつけたところ。2024/03/19

arnie ozawa

4
どちらかといえば活動が少なかった時期のつかを詳細に(自身の話を相当交えながら)描いた評伝というかエッセイ。私自身10代の頃からつかにハマりながら実際の舞台を見ることができたのは北区つかこうへい劇団以降だったので、自身が関係していない時期については異常に評価が低い著者の記述にはかなり不満もあるけれど、つか自身の作品はエッセイや身辺記録であってもフィクションだらけなのでこの本はとてもおもしろかった。2024/03/03

Yuichi Fukumoto

2
若い頃、どれだけつかこうへいの芝居を観ただろう。これまでかなりの数の芝居を観たが「いつも心に太陽を」がベスト1です。つかこうへいファンにとっては、たまらない1冊でした。★★★★★2024/09/28

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