世界の食卓から社会が見える

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世界の食卓から社会が見える

  • 岡根谷実里
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  • サイズ 46判/ページ数 312p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784479394020
  • NDC分類 383.8
  • Cコード C0095

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

342
岡根谷実里氏は、巻末の著者紹介によれば「世界の台所探検家」とのこと。その肩書は幾分怪しげなのだが、内容はきわめてまっとう。彼女がここで述べているように、台所の片隅からでも、食卓からでも社会が見えてくる。もちろん、それは見ようとして初めて見えてくるのであるが。例えばヨーグルトの国ブルガリア。あれはソ連の政策によってそうなったのであって、ソ連邦崩壊後は消費量が半減している、あるいはパンが世界を席捲し、最貧国はますます負のスパイラルに、など我々が日常は目にしていても、あえて見ないふりをしている「食」の問題を⇒2023/09/27

パトラッシュ

158
世界の家庭料理を紹介する本は珍しくないが、その料理が広く普及した背景には相応の政治的社会的な理由があったとは語られない。社会主義時代のブルガリアは肉の供給不足をヨーグルトで補い、アメリカの低金利ローンで小麦粉を輸入したスーダンは借金が返せず治安が悪化した。航空機の機内食に宗教別やベジタリアン向けメニューがあるとは、宗教に無関心なので知らなかった。虫食や未成年飲酒が伝統的に当然だったり、内戦による難民流出で料理が世界に広まった事例も紹介される。食が豊富すぎて食を深く考えなくなった日本人の食に未来はあるのか。2023/10/30

ぶち

91
読友さんのレビューを拝見して読みたくなった本です。 自分の舌と足で世界の台所を体験してきた著者が紹介してくれる料理には知的刺激があふれています。ユダヤ教の食物規定でチーズバーガーがない、ラマダン前には砂糖の国際価格が6%上がる、ブルガリアのヨーグルトは大国の政治に左右された人民食だった、アボカドは中南米の麻薬カルテルの新たな資金源になっている、オリーブの木とパレスチナ問題、どれも常識を覆してくれます。地理・気候・歴史・政治・宗教などの観点から社会の在り様や家庭の暮らしが見えてくるとても知的で面白い本です。2024/04/21

きみたけ

88
奥深い内容でとても面白かった。著者は世界の台所探検家こと岡根谷実里さん。世界各地の家庭の台所を訪れて一緒に料理をし、料理を通して見える暮らしや社会の様子を紹介した画期的な一冊。「世界一おいしい社会科の教科書を作りたい」との思いから、世界の家庭で出会った料理を入り口に、地理や歴史や宗教や政治にも話が広がります。翻って、日本の野菜や食糧事情などと比べる良いキッカケとなりました。コロンビアの代表的なスープ「アヒアコ」は、自国の豊富な気候帯だからこそ生み出せる一品だそうで、ぜひ一度味わってみたいです。2024/02/12

ままこ

80
〈料理は、地理と歴史でできている〉世界各地の家庭を訪れ、滞在し料理から見える社会や暮らしを写真付きでわかりやすく書かれている。「伝統食」と思ってたものが実は作られたイメージだったとか、ヴィーガン食や宗教食、もどき料理など食に関連するものが深掘りされている。紛争地域でのオリーブの木の話は重く、平和のありがたさが身に染みる。月餅は中国では贈り合うものなんだ。進化した月餅はどんなものか🥮食べてみたい。独自の観点が興味深く、世界の台所探検家の肩書きに納得。2023/12/14

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