出版社内容情報
現代の悩みを解決するヒントを古典から学ぶ!『古事記』『平家物語』『論語』他、今に役立つ古典の読み方を教える新しい古典案内!
内容説明
古典は、生きづらい人ほど役に立つ。世の中になじめない人に贈るあたらしい古典案内。むかしに学ぶ、いまを生き抜くヒント。
目次
第1章 古事記
第2章 和歌
第3章 平家物語
第4章 能
第5章 おくのほそ道
第6章 論語
著者等紹介
安田登[ヤスダノボル]
1956年千葉県銚子市生まれ。ワキ方の能楽師として活躍するかたわら、甲骨文字、シュメール語、論語、聖書、短歌、俳句等々、古今東西の「身体知」を駆使し、さまざまな活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Natsuko
20
「古典」そのものの魅力を再認識。現在出版されている本で、2500年後にも読まれ続ける本てあるだろうかと考えると,「論語」の偉大さに驚く。本著内では最新の「奥の細道」だって300年前、多くの人がつまらないと言う「能」が650年途切れず上演され続けている。平安時代、恋仲の藤原定家と結ばれず無念のうちに亡くなった式子内親王が定家の墓石に蔦となって纏わりつく「定家」というタイトルの能を見てみたくなり、自身のやりたいことリストに追加。能におけるシテ(主役)とワキ(脇役)…人生後半は渋くワキに徹するか。2023/11/11
ムートン
8
古典を読んだら、悩みが消えるのかもしれないけれど、「古典を読んだら、悩みが消えた。」を読んでも、悩みは消えなさそう。それでも、さすが古典というか、いい言葉がいろいろ引かれていた。古文を読むのはちょっとつらいので、引用文献に挙げられていたビギナーズ・クラシックスのシリーズが良いかもしれない。2022/04/04
fuwa
6
図書館で借りてきたこの本のタイトルに、夫は「そんな(簡単な)わけないじゃん」と吐き捨てていたが、読むと思った以上に面白かった。古典を読むのは難しいから、読み込んだ人・知識のある人の解釈で現代に通ずるアドバイスをもらえるのは尊い。特に能については全く知識がなかったので、夢幻能や男時・女時など知れて面白かったし、松尾芭蕉の生涯も知らなかったし、『おくのほそ道』がファンタジーのような作品であることが知れ、面白かった。あと、イマイマキさんの挿絵や漫画がかわいくて、この本をうんと読みやすくしてくれた。2022/06/28
decomo
5
古典というより、むしろ啓蒙書ですね。なかなか視点がすごい。面白いです。なるほどなぁと納得したり、勘違いしていた事とかたくさんあるんですね。ゆるーい絵がなんとも言えない。2022/04/17
ろくしたん
5
意外に面白くて一気読み。能の人らしい。古文には変な人が出て来るがそういう話でもない?情報が多すぎる感じもしたが、なかなかいい本。もう少し読み進めたい。2022/03/07
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