出版社内容情報
ペガサスやドラゴンなど伝説の生物は実在するのか。『カメの甲羅はあばら骨』の著者が考察する、伝説の動物たち25体の進化。
内容説明
あの生きものが実在したら、どんな進化をするのか。神話や伝承の生きもの23体の生態から骨格まで徹底解剖!
目次
1 爬虫類から進化した伝説の動物たち(爬虫類の進化の歴史について;肋骨が翼になった直立歩行の爬虫類 西洋のドラゴン ほか)
2 哺乳類から進化した伝説の動物たち(哺乳類の進化の歴史について;ウマのように体がスマートになったサイの仲間 ユニコーン ほか)
3 人類の進化を秘めた人型の伝説動物たち(人類の進化の歴史について;獣の耳をそのまま引き継いだ人類 エルフ ほか)
4 6足動物へと進化した伝説の動物たち(4足動物と6足動物の進化について;大きな翼をもった爬虫類型動物 6足のドラゴン ほか)
著者等紹介
川崎悟司[カワサキサトシ]
1973年、大阪府生まれ。古生物、恐竜、動物をこよなく愛する古生物研究家。近年では人気古生物イラストレーターとしても活躍中である。2001年、生物のイラストを時代・地域別に収録したウェブサイト「古世界の住人」を開設。個性的で今にも動き出しそうな古生物たちのイラストに人気が高まる。また古生物や現代生物、未来の生物までを骨格や進化から考察することにも定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
86
分類388。伝説動物を骨格や進化からみて、実際はどんな姿なのかを想像する[PART1:爬虫類からっ進化した]西洋ドラゴンは肋骨が翼になった。東洋の龍は胴長のワニ[PART2:哺乳類から進化した]ユニコーンはスマートなサイ。ツチノコはヘビのようなネズミ[PART3:人類の進化を秘めた]人魚は胴長短足の人[PART4:6足動物へと進化]シーラカンスをイメージして、中足ができる。ペガサス、ケンタウロス、グリフォン、三本足のアマビエは希少動物▽「リアル」とは言えないけれど、なかなかインパクトのあるイラスト。2023/01/13
Book Lover Mr.Garakuta
18
【図書館本】【速読】:架空世界の生き物の生態解説本。もう少し突っ込んだ方がより面白くなるのではと思う。2021/11/14
魚京童!
15
現実に置き換えていくと、骨格的に、進化論的に無理があるようだ。創造だから、骨格を無視した姿だから創造できる。絵に起こすことができる。細部を省くことができる。こういうものはAIがどこまで肉薄できるのだろうか。創造はできないのだろうか。外側からだけを見て内部を創造したりすることができるのかが問題だと思う。2024/04/13
マイアミ
10
★★★★ 翼と手足を持つドラゴンは昆虫から進化したとばかり考えていたが、ドラゴンの翼は肋骨から生まれた、もしくは六足動物から進化したという。なるほど確かにその方が辻褄が合うなと感心してしまった。このようにドラゴンを始めとして空想上の動物をちゃんとした進化の観点から説明しているのが面白かった。骨格を描いている図式は本当にそうなっているのだと思えるほどリアリティがあった。伝統の動物について考えることで似たような動物の進化も自然学べてしまうところもいい。2022/09/03
ふう
9
面白かったんだけど…うーんなんとなく微妙。読みながらそれが実在のものなのか想像上の生き物なのか、なんかごちゃまぜになってしまった。これきっと私が実在の生き物の骨格や進化により興味があるからだろうな。まあ仕方ない。残念。2022/08/17
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- ドナウのほとりで