生き物が大人になるまで―「成長」をめぐる生物学

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生き物が大人になるまで―「成長」をめぐる生物学

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  • サイズ 46判/ページ数 208p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784479393511
  • NDC分類 463.9
  • Cコード C0045

出版社内容情報

 学者が紹介する多種多様な自然の生き物の成長のかたちから、人間にとっての「学ぶこと」や「大人になること」の意味を考える。

内容説明

幼虫時代はなぜ必要?踏まれた雑草は、どう育つ?子に噛みつくキツネは残酷?生き物が大人になるまでの、様々な不思議。本能に頼る虫、知能を選んだ動物、したたかな植物―。驚きの戦略の数々。

目次

第1章 大人と子どもはどこが違う?(大人は子どもより大きいのだろうか;早く大人になるって、いいことなの? ほか)
第2章 「遊び」と「学び」(カマキリの赤ちゃんも遊ぶのだろうか;どうして、トンボは学習しないのだろう? ほか)
第3章 「ふつう」ってなんだろう(くっつき虫の実の中を見たことがありますか?;脳は「たくさん」が苦手 ほか)
第4章 成長の計り方(この植物の成長を計りなさい;雑草は踏まれても立ち上がるって、本当? ほか)
第5章 成長する力は、どこにある?(「人は成長しなければならない!」って、本当?;昔の人は、イネを作らなかった?)

著者等紹介

稲垣栄洋[イナガキヒデヒロ]
1968年、静岡県生まれ。岡山大学大学院修了。農学博士。専門は雑草生態学。農林水産省、農林技術研究所等を経て、現在、静岡大学農学部教授。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mae.dat

173
凄く良かった。本文は読み易いのに、内容は深いよ。 タイトル通り生物が成長する様子をテーマに据えており、様々な、時にはヒトからするとおぞましい様な生態をしてるものも収録されていますが、その紹介がメインではございません。 それぞれの生物がどう環境に適応してきて、そんな成長過程を獲得したのか?とか。本能と学習による行動の違いとは?とか。多様な個性は生存戦略的にどう作用するのか?そしてヒトは?などなど、めたんこ示唆に富んでます。 稲垣せんせー、またまた面白く興味深い本をありがとうございます。( ¨̮ )。2021/03/08

kinkin

115
大人と子供、遊びと学び、ふつうとは等について動物や植物と比較しながら解説されている。著者の本はよく読むが、いつもながら平易に書かれているので読んでいても疲れない。人間というのは動物界全体で見れば稀有な存在で知能も高い。しかし出産や子供が自立して育つにはかなりの時間が必要ということ、ハサミムシの母親の子育てのことは別の本で読んだことがあるがほんとうに健気な話だ。自然界から人間が学ぶことはまだまだあるだろうし、これからも見つかると想う。挿絵も優しい。図書館本2021/12/19

trazom

84
稲垣先生を読むのは「敗者の生命史38億年」「生き物の死にざま」に続く3冊目。タンポポから、クモ、トンボ、カワウソ、キツネに至るまで多彩な事例が紹介されているが、「多くの生物は「本能」で子育てをするが、哺乳類は、それを「知能」に委ねた」ことを踏まえて、どうしても「子育てとは」という教育論として読んでしまいがちになり、そうすると面白さが半減する。むしろ、植物学者の先生らしく「踏まれた雑草は立ち上がらない」という話の方が印象的。「踏まれたら立ち上がれ!」という人間の勝手な思い込みに対する痛烈なアイロニーがある。2020/09/14

森の三時

43
数多の生物の中でも人間はやはり特異な位置にいると思いました。他の生物の成長や種の保存についての多様性を知ることは、人間についての硬直的な考え方を見直す契機にもなります。本能で備わっていることで対応して生きていく生物は直ぐに大人になれる一方、後から獲得する知能で対応する、すなわち生きていくために学習が必要な人間は、子育て期間が長く大人になるまでに多くの時間を要する。厄介なことではあるが、それこそ人間たらしめることだとしたら、大人は子どもに子ども時代を急かしてはいけないと思いました。2022/04/18

ゆうゆうpanda

25
生物学の知識から出発しているが、最終的には人間の使命だとか、子育てに話が進んでいく。面白かったが、都合の良いエピソードを取捨選択して、読者をコントロールいる気もした。科学的な本ではなくて、お読みもの。2020/09/09

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